芦ノ湖の南畔にある元箱根エリア。箱根海賊船や箱根登山バスの拠点でもあり、観光地らしい活気に溢れています。箱根神社や九頭龍神社などの人気スポットがあり、その近くには飲食店がずらり。イタリアンやそば、パンなど、多様な飲食店が集まっているため、好みや気分に合わせて選べます。

『ラ・テラッツァ 芦ノ湖』では、本格的なピッツァを味わえます。元箱根港の芦ノ湖テラス内に位置し、ガラス窓を大きくとった開放感のある建物のつくりが特徴。季節の移り変わりとともに変わる湖の表情を楽しみながら食事ができます。天気の良い日は、テラス席で清々しい風を感じながらランチを堪能するのもいいですね。

ここでぜひ味わいたいのは、薪窯で丁寧に焼き上げるナポリピッツァ（1,400円〜／税込）。本場仕様の薪窯を使用し、高温かつ短時間で焼くことで、外側はパリッと中はモチモチに焼き上がります。この薪窯は、創業時にイタリア・ナポリから運び込まれた特注品で、日本にいながらにして本場の味が楽しめます。焼き上がる様子をオープンキッチンから眺めることができ、料理を待つ時間もワクワクで満たされます。30種類以上のピッツァメニューに加え、季節ごとに変わる限定メニューも楽しむことができるため、訪れるたびに新しいメニューを試すのもおすすめ。何度でも足を運びたくなるお店です。

令和6（2024）年7月にグランドリニューアルした『あしのこ茶屋』は、元箱根港から徒歩2分。お店が提案するのは、日本古来の「一汁三菜」スタイル。五つ星お米マイスターが厳選したオリジナルブレンド米を土鍋で丁寧に炊き上げ、ご当地食材をふんだんに使用した主菜や副菜とともにいただけます。

特におすすめなのが、炊き立てご飯とこだわりのおかずを一緒に味わう「のっけ飯」。おかずは、お米との相性が良い繊細な肉質が自慢の「和牛リブロースとしぐれ煮」（2,970円／税込）、静岡のご当地食材「ふじのくにポークの角煮」（2,530円／税込）、そして最後にお出汁をかけて楽しむ「焼サバの昆布締め」（2,530円／税込）の3種類をラインアップしています。土鍋ご飯が炊き上がるまでの間、旬の食材を使用したおばんざいビュッフェを楽しめるのも魅力。複数種類あるおばんざいを、少しずつ堪能できます。豆皿に盛り付けられた見た目も可愛いため、写真撮影も忘れずに。

「自家製とろり本わらび餅（静岡煎茶付き）」（1,650円／税込）など、「和」をテーマにした自家製スイーツも充実しており、カフェとしても利用OK。箱根神社への参拝や芦ノ湖観光の合間に、体も心も癒される時間を過ごしてみては。

『Bakery ＆ Table 箱根』では、味わい豊かな素材を使った上質なパンがいただけます。ベーカリーで特におすすめなのは「米粉のカレードーナツ」（440円／税込）。サクサクのパン生地の中に、コク深いカレーとクリーミーエッグが丸ごと1個入っており、ボリューミーな逸品。カレーのスパイシーさやライスクリスピーのカリカリ食感がクセになり、女性でも無理なく食べられます。デニッシュ生地の中に根菜とベーコンを入れ、箱根の伝統工芸である寄木細工を模したシグネチャーブレッド「箱ね」（290円／税込）や芦ノ湖の景色を再現した「芦ノ湖フロート」（890円／税込）など、箱根をイメージしたメニューも用意しています。

芦ノ湖を一望できる2階のカフェスペースでは、1階で購入したパンをドリンクとともにいただけます。湖の静かな波を眺めながら、のんびりとランチタイムを過ごしましょう。お店のもう一つの魅力は、足湯テラス。芦ノ湖温泉の足湯に浸かりながら、パンやドリンク、ソフトクリームを味わえます。足元からの温もりや芦ノ湖の絶景に癒されつつ、食事ができるのは貴重。温泉地ならではの特別な体験をしてみてはいかがでしょうか。

※リニューアルオープンの為、「3F レストラン」は令和6（2024）年4月1日（月）より一時休業しています。7月からはコーヒー専門店としてリニューアルオープンを予定。「1F ベーカリー」と「2F カフェ」は今まで通り営業しています。

箱根神社・第一鳥居の真下にたたずむ古民家カフェ『箱根百薬』。美味しく身体に優しいをコンセプトとし、心身がほっと癒されるような滋味深いランチがいただけます。人気メニューは、上白糖や不必要な添加物を極力使わずに仕上げた「麦とろ豆富めし＆きの子汁の定食」（1,980円／税込）。地元「勝俣豆腐店」の風味豊かな豆腐をたっぷりの出汁で煮込み、麦飯の上に豪快にのせた麦とろ豆富めしは、シンプルながら素材の味が口いっぱいに広がる優しい味。さらに、鶏肉とさまざまな種類のキノコをふんだんに使った栄養満点のきのこ汁がセットになっており、観光の疲れも吹き飛びます。

ランチの後は名物「龍神の玉」（580円／税込）を。箱根の湧き水と和三盆を使用したスイーツで、瑞々しさとやさしい甘みが口の中に広がります。一緒に提供されるあんこやきなこ、黒蜜をトッピングすれば、食べ進めるごとに変化する味わいを楽しむことができます。紅茶やハーブティーにも、オーガニック認定を受けた高品質な茶葉を使用。箱根の大自然の中で、身体に優しい食事やドリンクで心身共に健康になってはいかがでしょう。

『権現からめもち』は、箱根神社の敷地内に位置し、大きな杉の木々に囲まれたお休み処。特におすすめしたいのが、「俺のうどん赤®」（990円／税込）。全国うどん大会“U-1グランプリ”で全国第3位に輝いたこともあるこのうどんは、真っ赤な見た目とは裏腹に辛くなく、深い味わいが魅力。自家製の食べるラー油と、昆布と鰹からとった出汁が絶妙にマッチし、ツルツルもちもちのうどんは一度食べたら忘れられない美味しさです。

パワースポットとしても知られる「幸せの大きなかしわの木」にちなんで作られた「大きな幸せのお福わけー箱根神社参拝記念ー」（1,150円／税込）は、参拝者に幸せを分け与える和菓子。国産の米粉を使用したもちもちの生地に、十勝産の小豆を使ったこしあん、つぶあん、そして西京味噌仕立てのみそあんが詰まっています。優しい甘さと滑らかな食感が、訪れる人々の心を和ませてくれます。箱根の伝統工芸品である寄木細工を思わせる市松模様や麻の葉柄の巾着に包まれており、見た目も美しく、お土産としてもぴったりです。お供には、「ご参拝の直会で神社から声援を！」との思いで作られた黄金に輝くジンジャーエール「神社声援ー箱根神社参拝記念ー」（500円／税込）を。パワーがみなぎってくるような、辛口の本格的な味わいです。

『深生そば（しんしょうそば）』は、創業から半世紀を超える老舗。北海道十勝岳鹿追町産の玄そばを古式石臼で挽くことで生まれるそば粉本来の味わいを大切にしています。つるつるとした食感としっかりとしたコシが自慢のそばは、秘伝の出汁と絶妙に絡み合い、口の中で芳醇な香りを放ちます。特に人気の「天せいろ（並）」（1,980円／税込）は、海老と6種類の野菜天ぷらがセットになっておりボリューム満点。季節によっては、「桜おろしそば」（1,580円／税込）や「箱根産自然薯そば」（1,580円／税込）など期間限定のメニューが登場し、訪れるたびにいろいろな味わいが楽しめるのも魅力の1つです。

店内には、芦ノ湖が一望できる座敷席があり、窓から見える湖の景色と共に食事を楽しむことができます。湖を眺めながら、心を込めて作られた手打ちそばを味わう時間は、訪れた人々にとってかけがえのない思い出に。箱根登山バス停留所「元箱根港」から徒歩1分、箱根神社一ノ鳥居のすぐ前にあるアクセスの良さもポイントです。

『絹引の里』の自慢の一品は、絹糸のように細く滑らかな喉ごしの自家製「絹引うどん」。焼炭で灰汁抜きしたごぼうの絞り汁で水回しをし、煎りたての香ばしいゴマを練り込むことで、唯一無二の豊かな風味と繊細な食感を生み出しています。

一番人気の「大海老天絹引せいろ」（2,310円／税込）。外はサクサク、中はプリプリの食感がおいしい特大の海老天ぷらは、うどんとの相性も抜群。さらに、季節の野菜天も添えられており、1食で多様な味わいが楽しめます。店内からは、芦ノ湖の美しい風景が一望でき、大きな窓から入る柔らかな日差しの中で、のんびりとした時間を過ごすことができます。

うどんだけでなく「厚切りかつ重」（1,980円／税込）や「大海老天重」（2,310円〜／税込）など、お米を使ったメニューも。「厚切りかつ重」は、ジューシーで食べ応えのあるロースカツが贅沢に味わえる逸品です。『絹引の里』で、心も体も満たされるランチを楽しんでみてはいかがでしょうか。旅の疲れも癒され、また歩き出す元気が湧いてくるはずです。

山のホテル内の『つつじの茶屋』では、箱根や芦ノ湖の自然を存分に感じながら日本料理の真髄を堪能することができます。

ランチタイムには「彩り膳」（4,800円／税込）がおすすめ。限定30食というこの御膳は、九つもの小鉢と炊き込みご飯、止め椀、水菓子が組み合わされ、季節ごとの食材が色鮮やかに盛り付けられます。「和風ステーキ御膳」（3,800円／税込）は、自身で焼き加減を調整しながら、ジューシーな牛ロース肉と季節の野菜を楽しむことができます。これらの料理は、山のホテルが長年守り続けてきた伝統の味わいと、洗練されたおもてなしの心を感じさせてくれます。

店内は、洗練された日本の美意識が感じられる落ち着いた雰囲気。特別な日の食事会にもおすすめです。会食や結納にふさわしい空間で、大切な人たちとの時間をより豊かなものにしてくれます。四季折々の美しい景色とともに、心温まるひとときを『つつじの茶屋』で過ごしてみてはいかがでしょうか。

『山のホテル ラウンジ・バー』は、宿泊者以外もビジター利用できるラウンジスペース。開放的な吹き抜けのある空間で、座り心地のよいソファに腰掛けながら、喫茶や談話などリフレッシュのひとときを過ごせます。晴れた日には富士山が望めるテラス席も人気。ワンちゃん（※テラス席のみ、小型犬のみ）と一緒に利用できるので、愛犬を連れた旅行にもうってつけです。

メニューは軽食やアフタヌーンティー、スイーツなど多様に用意。「ミックスサンドウィッチ」（単品1,600円、ドリンクセット2,500円／各税込）や「粗挽きソーセージ」（1,100円／税込）などの軽食は、ブランチや夕食前の小腹を満たすのにちょうど良いボリュームです。人気の「オリジナルシュークリーム」（単品750円、ドリンクセット1,700円／各税込）もあわせてどうぞ。あさぎり牛乳をたっぷり使ったクリームとバニラの豊かな香り、芳醇な風味が口いっぱいに広がります。

芦ノ湖の上に浮かぶようにたたずむ『サロン・ド・テ ロザージュ』は、スイーツ好きにはたまらないカフェ。パティシエの繊細な技術と情熱が込められたスイーツと、日本紅茶協会認定ティーインストラクターがブレンドした紅茶が、訪れる観光客を幸せな気持ちにしてくれます。

特におすすめなのは、ロザージュ伝統の「あつあつりんごパイ -バニラアイス添え-」（単品1,800円、ティーセット2,600円／各税込）。厚めのパイ生地の中にはアーモンドクリームとリンゴピューレが敷かれ、その上に半個分の薄切りりんごが贅沢にトッピングされています。テーブルに運ばれた後、6種類のソースでドレッサージュされる様子は美しく、香り高い紅茶と一緒にいただけば、優雅なひと時を過ごせます。

ショップとしての顔も持ち合わせている同店。2階の「プレミアムショップ ロザージュ」では、お茶の時間を彩るオリジナルのカップ&ソーサーやポット、さらには国内外からセレクトしたアイテムを購入することができます。ショップ奥には、令和6（2024）年4月16日から愛犬（※小型犬のみ）と一緒に喫茶を楽しめるカフェスペースを新設。1階で提供しているりんごパイのドレッサージュサービス以外の全メニューを、わんちゃん連れで楽しむことができます。

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「ザ・プリンス 箱根芦ノ湖」内の『ラウンジ やまぼうし』では、バーガーやサンドイッチなどの軽食や、季節に合わせたホテルメイドのケーキセットを楽しめます。

おすすめは「紅白バーガー」（2,800円／税込）。赤いバンズのバーガーは、芦ノ湖の守護神・九頭龍大神を祀る九頭龍神社にちなんだ一品。レッドチェダーチーズとレッドオニオン、ビーフジャーキーを練り込んだパティをはさみ、かむほどに旨みがほとばしります。九頭龍神社から5分ほどの場所にある白龍神社にちなんだ白いバーガーには、ホワイトチーズソースとオニオンフライ、ガーリック風味のパティが。オニオンの甘みとガーリックの香ばしさが食欲をそそります。

開業以来愛され続けている「アップルパイ」（1カット750円／税込）や、旬のフルーツと甘すぎないシャンティ―クリーム、ふわふわなスポンジが相性抜群の「ショートケーキ」もおすすめ。本格的なコーヒーや紅茶とともに安らぎのひと時を過ごしましょう。Web予約・6食限定のケーキセットプランや箱根 駒ヶ岳ロープウェーの往復乗車券付きケーキセットプランも用意。箱根を訪れる前に予約をしておけば、スムーズに旅ができます。

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箱根海賊船 箱根町港を中心に広がる箱根町エリアには、恩賜箱根公園や箱根関所、箱根駅伝ミュージアムなど、歴史と伝統を感じられる施設が立ち並びます。そんな歴史の深さを表すかのように趣深いたたずまいの老舗もたくさん。歴史散歩の途中に立ち寄れば、箱根をもっと深く知ることができるはずです。

『レストラン・ブライト』は、エントランスの赤い屋根と大きなガラス張りの外観が印象的な洋食レストランです。昭和47（1972）年の創業以来、観光客や地元の人々から愛され続けています。箱根関所や恩賜公園からも近く、散策の途中に立ち寄るのにもぴったりです。

ランチの人気メニューは、「ハンバーグステーキきこり風（180g）」。牛ひき肉を100％使ったジューシーなハンバーグは、1週間かけて煮込んだ濃厚なデミグラスソースと組み合わせてどうぞ。訪れた誰もが虜になること間違いなしの逸品で、老若男女問わずリピーターも多いのだそう。

店内は、レトロな雰囲気が漂う空間で、まるで時がゆっくりと流れるような居心地の良さが魅力。さまざまな年齢層に愛されており、三世代で楽しむお客さんも多いそうです。パティシエが手掛ける約8種類の手作りケーキもぜひ味わってみて。素材の持ち味を生かした優しい味わいのスイーツは、食事の締めくくりにおすすめ。テイクアウトして宿泊先で食べるのもいいですね。

芦ノ湖の静かな景色を背景に、江戸時代から続く宿場町の歴史を感じさせる「茶屋本陣 畔屋」。その2階に構える『cafe KOMON 湖紋』は、訪れる人々にとって時間を忘れさせる特別な空間です。ランチでは、フォンデュチーズがついた「石焼きハンバーグご飯」（1,991円／税込）がおすすめ。食事の最後には、石焼きならではのチーズ×ご飯のおこげも楽しめます。

スイーツなら、季節に合わせて変わる新鮮なフルーツや定番の餡子、さらには手作りジャムや生チョコなど、10種類のバリエーション豊かな変わり種を求肥で包む「手づつみ大福」（1,980円／税込）を。求肥に何をどのように包むかは自分次第。「このフルーツとジャムを合わせたら、どんな味になるだろう？」と、ほおばるごとにワクワクが楽しめます。一人用の七輪で焼きながら食べられる「七福だんご」も人気。友人やカップルで写真を撮り合いながら、体験型スイーツを堪能しましょう。

箱根の静かな湖畔に佇む箱根ホテル内のティーラウンジ『イル ラーゴ』。庭園に面した大きな窓からは、緑豊かな芝生と芦ノ湖の青い水面が広がり、訪れる人々に心の平穏をもたらしてくれます。令和4（2022）年春に新設された湖前テラス席では、雄大な景色を眺めながら、箱根ホテルオリジナルのスイーツや軽食をゆったりと楽しむことができます。

中でもおすすめは、鯵と梅を使った「鯵フライサンド」（2,000円／税込）。サクサクとした衣とふわふわの鯵の身に、爽やかな梅のタルタルソースが絶妙にマッチ。一皿で満足できるボリュームです。ほかにも、毎月変わる季節のスイーツやフレンチトースト、オープンサンドなど多様なメニューを用意しています。気分に合わせて選んだり、友人やパートナーとシェアするのもいいですね。※メニューは変更になる場合があります。

江戸時代の面影を色濃く残す「箱根関所」のすぐ近くに位置する『傳兵衛蕎麦』。江戸時代から現在の場所に居を構えており、60年前から製麺業を営んでいるそう。墨色で塗られたお店の板壁や格子戸、のれんや行燈からはそんな深い歴史が感じられます。

北海道北空知産のそば粉を使用した自家製の二八そばは、田舎風の細打ち麺。中でも人気のメニューは、ほどよく香る冷たいそばに、サクサクの揚げたて天ぷら5種が添えられた「天ざる蕎麦」（1,600円／税込）です。　また、温かい「天ぷら蕎麦」（1,500円／税込）もおすすめ。毎朝引かれる新鮮で香り高い出汁で仕上げた汁が、そばと天ぷらの味を一層引き立てます。箱根の歴史を感じながらこだわりのそばをいただけば、江戸時代の旅を追体験できるはずです。

『魚料理 大正』は、国道1号線沿いにあり、魚があしらわれた大きな看板が目印。三代にわたる魚屋の情熱と伝統が息づく、箱根の地で愛され続けるお店です。芦ノ湖や小田原の魚市場から直送される魚介類をふんだんに使用した料理は、その新鮮さと品質の高さで知られています。

お店の看板メニューである「芦ノ湖 龍神丼」（2,200円／税込）は、芦ノ湖の守護神・九頭龍をイメージしてつくられた一品です。マグロ、イクラ、カニ、うなぎという豪華な具材を使い、それぞれ芦ノ湖の波、龍のうろこ、ツノ、雲を表現しています。　さらに、食べる人の運気を高めてくれるかもしれません。「三色丼（1,870円／税込）」は、マグロとサーモン、いくらのハーモニーが織り成す味わいを堪能できます。食感や風味が異なる魚介類を口いっぱいに頬張れば、海の恵みを存分に感じさせてくれることでしょう。

芦ノ湖の北岸に位置する桃源台エリアは、箱根海賊船や小田急箱根高速バス、箱根登山バス、そして箱根ロープウェイの発着点であり、交通のハブとして多くの観光客を迎えます。とはいえ、森に囲まれた静かな雰囲気が流れているため、ゆっくりと自然を散策したい人におすすめ。そんな桃源台エリアでは、箱根周辺でとれた素材を活かしたランチがいただけます。

箱根を効率よく周遊したいなら、ランチは『桃源台ビューレストラン』がおすすめ。箱根ロープウェイや箱根海賊船、高速バスなどの交通の便が良い桃源台駅舎内に位置しています。レストランからは芦ノ湖を行き交う海賊船の景色を楽しみながら、炭火で焼き上げた本格的なグリル料理を味わうことができます。

特におすすめなのは、「ご当地牛の炭火焼きステーキ」（2,750円／税込）。神奈川県産や静岡県産など質の高いご当地牛を、香り高い天然炭でじっくりと焼き上げることで、肉本来のジューシーで豊かな味わいと独特の香りが引き立ちます。自家製の醤油ベースのオニオンソースとフライドガーリックが加わることで、さらにその風味が深まります。

「海賊」をテーマにしたユニークなメニューにも注目。骨付き肉やサーベル型の串を使用した料理、樽の形をしたビアジョッキで提供されるドリンクなど、海賊気分を盛り上げるメニューの数々は、テーブルに運ばれたとたんに盛り上がること間違いなし。心も体も満たされるひとときを過ごしてみてはいかがでしょうか。

桃源港のほど近くにたたずみ、釣り客の拠点としても賑わう『網元おおば』では、芦ノ湖でとれたワカサギがいただけます。清らかな湖水で育ったワカサギは、その豊かな味わいが人々を魅了し続けており、毎年10月1日に宮内庁へ献上されるほどです。店主自らが漁に出て獲るため、品質や鮮度が抜群。フライや天ぷら、南蛮漬けといった多彩な料理でワカサギの魅力を存分に楽しめます。

「やまゆりセット」（1,900円／税込）は、ワカサギのフライと天ぷらの両方を一度に味わえる、おトク感満載の定食です。「わかさぎ御膳」（2,200円／税込）は、ワカサギのフライや天ぷら、南蛮漬け、バター焼き、甘露煮といった豪華なラインアップが魅力的で、一度で多くの味わいを楽しむことができます。デザートとご飯、味噌汁もついて、お腹も心も満たされること間違いなしです。ほかにも、ニジマスやヒメマスなどの湖水魚料理、そばやうどん、豚カツ定食など、バリエーション豊かなメニューが揃っているため、気分に合わせて選びましょう。ただし、新鮮な魚は数に限りがあり、売り切れ次第閉店となるため、訪れる際はお早めに。

心地よい空間でこだわりの蕎麦を堪能できる『そば処みよし』。令和6（2024）年にリニューアルオープンした店内は、明るく清潔感あふれる空間に、どこか懐かしい雰囲気が融合し、不思議とホッと癒されます。

ぜひ味わいたいのは、細切りでコシのある北海道産の二八そば。はんなりとした甘みが感じられ、つけ汁やかけ汁とよく合います。看板メニューは「山麓そば」（1,280円／税込）。ブランド「箱根山麓豚」を使用した温かいつけ汁が特徴で、甘みとコクがそばによく絡みます。少し食べたら、合わせて提供される青とうがらしをつけ汁に入れてみて。ピリっとしたアクセントが甘い出汁に加わり、また少し違った風味が楽しめます。

「桜えびと岩のりそば」（1,380円／税込）も人気。由比の桜えびと炙った岩のりがトッピングされており、芳醇な香りが特徴です。海の恵みと山の恵みが融合したこの逸品は、訪れた人々を魅了してやみません。そばと一緒に楽しみたいのが、富士の日本酒「初亀（はつかめ）」。食文化との調和を第一に考えられたこのお酒は、そばの風味を一層引き立ててくれます。

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※令和6（2024）年4月24日時点の情報です。