エリアガイド
塔之沢
TONOSAWA
標高約150メートル。湯坂山と塔の峰の間の峡谷に位置しています。早川が塔之沢を廻るように流れ、新緑、紅葉を手に触れるような距離で楽しむことができます。
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塔之沢
TONOSAWA
標高約150メートル。湯坂山と塔の峰の間の峡谷に位置しています。早川が塔之沢を廻るように流れ、新緑、紅葉を手に触れるような距離で楽しむことができます。
標高約150メートル。湯坂山と塔の峰の間の峡谷に位置しています。早川が塔之沢を廻るように流れ、新緑、紅葉を手に触れるような距離で楽しむことができます。
塔之沢まで
INFORMATION PER AREA
皇女和宮の香華院(位牌をおまつりする寺)としても知られており、和宮の護り本尊・黒地蔵が遷座されています。また初夏には参道や境内に約7千株のあじさいが咲き、「あじさい寺」と呼ばれ親しまれています。
深澤銭洗弁財天は、昔は麓にあった弁天池のほとりにありましたが、大正15年(1926)に、箱根登山鉄道の上りホームの地続きである現在の場所に建立されました。火伏観音も、早川沿いの岩場に祀られていましたが、昭和20年代に深澤銭洗弁財天のそばに移されました。聞こえるのは、沢の音と木々を吹き抜ける風の音のみ。まるで時間が止まったような不思議な空間です。
「…ここにいたっては景色よきところにして、山を勝麗山といひ、川を早川といふ。この湯ハ、まことハかくして養生湯なり。諸病によし。湯宿も奇麗風流にて、入湯の人もおほく、軍書、講釈、落語、楊弓もありてにぎハしき所なり」(塔之沢は景色がよくて、ここの温泉はいろいろな病気によく効く。宿も奇麗で入湯の客が多い。戦記ものなどの講談や落語、楊弓も楽しむことができてとてもにぎやかなところだ)」
「雨が降っているのかなと思って戸を開けてみたら、月が山の向こうに明るく出ていて、谷に月影が映っておりすばらしい光景だった。雨の音だと思ったのは谷川の音だった」「元湯、一湯、せとの湯、大滝、小滝、内湯などという湯つぼが12~13もあり、温泉に入れば自然に知り合いもできて、知らない地方のことを聞くことができておもしろい」
※「元湯」は、現在の『環翆楼』、「一湯」は『一の湯』のこと。元湯には、悲劇のヒロインとして名高い皇女和宮(孝明天皇の妹。有栖川親王と婚約していたが、幕府の要請で徳川家茂と結婚/1846~1877)が療養においでになり、この地で亡くなりました。
「…千歳橋の畔にある温泉宿に着いて、往来の方を向いた二階の一室へ案内された。庭の池に落ちる筧の音は早川の水音と一緒になって、涼しい雨を聞くような思いをさせる。山の上から降りて来て宿の浴衣に着かえた時は、三人とも蘇生ったような心地になった」
国道1号線沿いには、『箱根霊験躄仇討』でおなじみの飯沼勝五郎・初花伝説に彩られた浄福院跡や「小屋掛ノ椎木」、熊野神社などがあります。
熊野神社:箱根湯本駅から徒歩約10分。
小屋掛ノ椎木:箱根湯本駅から箱根登山バス(T・H路線)で約3分。「上塔之沢」バス停下車、徒歩5分。
箱根滞在中に位置情報を利用し、
周辺にあるスポットを見つけることができます。