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あなたは箱根を旅するとしたら、どのようなコースで巡りますか? 休日の午前中から出かけて芦ノ湖や大涌谷などの箱根の自然あふれる観光スポットを巡るコースを連想する人が多いのではないでしょうか。もちろん四季折々の自然に囲まれた緑豊かな箱根も素晴らしいですが、箱根の楽しみ方はそれだけではありません。今回は、金曜の夕方に箱根湯本に到着し、土曜の夜までを遊び尽くすモデルコースを紹介します。
四季折々の自然を堪能できる日中の箱根もいいですが、じつは夜の箱根も楽しみがいっぱい。今回は、金曜に仕事を早上がりして、その日の夕方から箱根を楽しむ旅をご紹介します。新宿駅を16:00発のロマンスカーに乗車すれば、17:32に箱根湯本駅に到着します。
箱根湯本駅の改札出口に位置する「箱根の市」は、21:00まで営業するお土産処です。今回の旅では、2日目を夜22時まで堪能するため、箱根湯本駅に着いたら最初にこちらでお土産を購入しておくのもいいですね。箱根のお土産の定番から、地元のお酒や食べ物までそろう品揃えが魅力です。
箱根湯本駅周辺で観光客の間から最近人気のお店が「山賊ホルモン」です。鮮度と品質にこだわる店主が自信を持ってふるまうホルモン焼きは、低カロリーでコラーゲン豊富。女性客からは美容にも良いと評判です。はじめての方は、「和牛もつ鍋」(1人前 1,280円/税込)や「ホルモン焼き」(ハツ、コプチャン、ハツモト、ハラミすじ、ツラミなど各1人前580円〜/税込)といった定番メニューがおすすめです。
今回の宿は、箱根湯本駅から徒歩約3分の「湯本富士屋ホテル」です。このホテルの魅力は、なんといっても温泉湯処「早雲」。露天風呂をはじめ、開放感のある男女大浴場、プライベート感覚の貸切風呂や低温サウナなどが用意されています。また、24時まで開いている居酒屋「箱根路」がホテル内に併設されているので、旅の仲間と、深夜まで思う存分お酒を楽しめます。
2日目は、朝から夜まで思う存分箱根を満喫するコースを用意しました。一日のはじめは、北条早雲にゆかりのあるお寺までお散歩しましょう。大永元(1521)年に創建されたお寺は、古くからの日本の風情を感じさせます。
お散歩からホテルに戻ったら、しっかりと腹ごしらえをしましょう。ホテル内にある「日本料理 姫沙羅」の朝食バイキングがおすすめです。和食と洋食を合わせて約50種のメニューが揃います。シェフが目の前で焼き上げるオムレツが人気です。
朝食を終えたら、箱根登山バスで元箱根港を目指しましょう。元箱根港から歩いていける箱根神社は、水中に浮いたように立つ水中鳥居をはじめ、神秘的な光景を眺めることができます。水中鳥居の前に並んで記念撮影するのを忘れずに。
箱根神社から元箱根港に帰ってきたら、あしのこ茶屋でランチにしましょう。2階のレストランでは、窓一面に広がる芦ノ湖を眺めながらゆったりと食事を楽しむことができます。また、1階でテイクアウトできる「縁結び焼き(170円/税込)は、箱根を訪れたカップルに、ぜひとも食べてもらいたい一品です。ハート形の可愛い大判焼きで、味は小倉、小倉チーズ、抹茶クリームぜんざい、アップルカスタードの4種類から選べます。
芦ノ湖を満喫したら、次に向かうのは、箱根の自然とアートを体感できる「彫刻の森美術館」。360度にステンドグラスが張り巡らされた「幸せを呼ぶシンフォニー彫刻」など、作り手のアイデアが溢れるユニークな野外アート作品と出会えます。また、園内に併設されたカフェでは、ブリオッシュに包まれた「ジェラート・コン・パーネ」(600円/税込)など、ほんのり甘いひんやりスイーツもそろいます。アート鑑賞の小休止に立ち寄りましょう。
彫刻の森美術館でのアート鑑賞を終えたら、箱根湯本駅に向かいます。日帰り温泉施設「箱根湯寮」には、完全個室の露天風呂があり、旅の疲れを癒すことができます。ゆっくりと温泉に浸かりながら、旅の思い出話に花を咲かせましょう。また、この箱根湯寮は土休日に22:00まで営業(最終入場は21:00)しているのが特徴。食事処「囲炉裏茶寮 八里」では、囲炉裏を囲みながら肉や魚の炭火焼きを味わうことができます。個室のご利用は事前予約が必要です。
夜も更けてきたところで、帰路につきましょう。土・日・祝日の新宿行きの最終ロマンスカーは、22:07発。夜遅くまで箱根を楽しんでも、その日のうちに新宿駅に到着できるのは嬉しいポイントです。
2018年8月31日時点の情報です。
箱根滞在中に位置情報を利用し、
周辺にあるスポットを見つけることができます。