箱根の自然を感じながら彫刻を鑑賞できる野外美術館。7万㎡の広大な庭園に近・現代の彫刻約120点が展示されています。また、世界有数のコレクションを誇るピカソ館をはじめとする屋内展示も充実。企画展も開催されています。屋外彫刻を眺めながら楽しめる天然温泉の足湯も見逃せません。

仙石原の森に抱かれ、外光をふんだんに取り入れるモダンな建築。ポーラ創業家2代目・鈴木常司氏が収集したコレクションは西洋絵画、日本画、東洋磁器、ガラス工芸、化粧道具から現代アートまで多岐に及びます。大小5つの展示室と全長約1kmの「森の遊歩道」を活かした展示はもちろん、企画展ごとに趣向を凝らしたレストランメニューも魅力です。

四季の花に彩られ、クリスタルガラスのツリーが輝く庭園に一歩足を踏み入れると、そこには異国情緒あふれる風景が広がっています。敷地内には、ヨーロッパ貴族を熱狂させたヴェネチアン・グラスの美術館をはじめ、水車小屋、おしゃれなカフェテラスが点在。イタリア人演奏者によるピアノやヴァイオリンなどの演奏が流れる空間で、非日常の世界に心を遊ばせることができます。

きらめきのジュエリーとガラス作品。箱根ラリック美術館は、フランスの工芸作家ルネ・ラリックの生涯にわたる作品を堪能できます。また、ルネ・ラリックが内装を手掛けたオリエント急行（※）の車内では、極上のティータイム（当日現地予約制）を楽しめます。

※オリエント急行は2023年1月～メンテナンスのため休業予定。2023年2月に新規オープンを予定しています。

現代日本画を中心に4000点を超える膨大なコレクションを誇る美術館。山本丘人・平山郁夫などの有名作家のほか、将来有望な新進画家の作品も積極的に収集展示しています。芦ノ湖畔という絶好のロケーションを存分に楽しめる一面ガラス張りの展望ラウンジや、ティーラウンジ「季節風」からの絶景も必見。

全5階、約5,000㎡という箱根最大級の屋内展示面積を誇る「岡田美術館」。日本や中国、韓国を中心とする古代から現代までの美術品が、常時約450点展示されています。美術館を楽しんだあとは、広大な庭園へ足を運び、湧水と樹木が織りなす自然豊かな空間を散策することも。100％源泉かけ流しの足湯カフェでは、正面に見える風神・雷神の大壁画「風・刻（かぜ・とき）」（福井江太郎作）を観賞しながらドリンクやスイーツを楽しむことができます。

「箱根美術館」は、箱根で最も歴史のある美術館。昭和27年に開館し、縄文時代の土器から鎌倉・室町時代に製作された六古窯の壺や甕（かめ）、さらには江戸時代に至るまでの日本の「やきもの」を中心に展示しています。敷地内には、約130種類の苔と200本のモミジの「苔庭」、「萩の道」、「竹庭」、巨岩と渓流の「石楽園」など、国の名勝に指定された日本庭園などがあり、四季折々の景観を楽しむこともできます。特に11月は、紅葉の名所としても人気です。