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人気観光地・箱根には、魅力的なグルメがたくさんあります。今回は、寒さが深まる冬の箱根で食べたい「あったかグルメ」を紹介します。甘酒やおしるこ、鍋やシチューパンなど体の温まるおいしいメニューばかりです。
箱根海賊船「箱根町港」の目の前に佇む「茶屋本陣 畔屋」。箱根宿の“本陣”を現代に蘇らせたような雰囲気の建物の2階にある「cafe KOMON 湖紋」は、お洒落な和モダンカフェ。大きな窓からは芦ノ湖や箱根外輪山、富士山の雄大な景色を一望できる絶好のロケーションです。寒い日におすすめのメニューは「餅入りしるこ(ほうじ茶付)」671円。北海道産の特選あずきをふっくらと炊いたおしるこは、程よい甘さで焼き餅との相性もぴったり。よく伸びるお餅とアツアツのおしるこをいただくと身も心もほっこりします。甘味などのカフェメニュー以外にも、「ローストビーフ御飯~12品目の野菜添え~」1,815円や「本陣ハンバーグ」1,485円など、食事のメニューも揃っています。
強羅のランドマーク的存在「箱根強羅公園」の中央にある噴水池を見下ろすロケーションにあるカフェ。テラス席からは四季折々の美しい景色を眺めて過ごせ、寒い日には落ち着いた雰囲気の店内で穏やかに差し込む光のなか、ゆったりとした時間を過ごすこともできます。鶏肉や地場産の野菜など具だくさんのホワイトクリームシチューをくり抜いた丸いフランスパンの器に入れ、その上にチーズをのせてこんがりと焼き上げた「パンシチュープレート」1,078円は出来たてアツアツ。食後には、ラベンダーミックスなど5種類のフレーバーから選べる「ハーブティー」605円もおすすめ。添えられた手作りハーブクッキーと一緒にいただきましょう。
江戸時代から旧街道を行き来する旅人が足を止めてひと休みしてきた甘酒茶屋。現在では目の前に箱根登山バス「甘酒茶屋」の停留所があり、気軽に立ち寄ることができます。悠久の時の流れを感じるような茅葺き屋根を見上げつつ店内に入ると、どこか懐かしさを感じる土間や囲炉裏があり、往時を偲ばせる佇まいです。創業当時から変わらない作り方の「甘酒」400円は、米麹を使い砂糖や添加物などを一切加えていない優しい味わい。また、自家製味噌をこんにゃく玉に添えた「みそおでん」450円もアツアツで、どちらも体の芯から温まります。いにしえの旅人気分でひと休みしてみてはいかがでしょう。
箱根湯本駅から徒歩約3分。賑やかな表通りから1本入った早川沿いにある「湯葉丼 直吉」は、早川の景色を大きな窓から臨む明るく落ち着いた空間です。箱根・大平台の湧水「姫の水」と良質な豆乳からつくられた汲み上げ湯葉を贅沢に使い、特製のダシのスープで一人前ずつ小さな土鍋で煮て卵でとじた「湯葉丼」1,100円は、ふんわり温かな人気メニュー。グツグツと煮立った状態で運ばれてきたところをご飯にのせていただくその味は、とても優しく、体も心も温めてくれます。店舗前には無料の足湯もあり、お食事前後に利用できます。
オーダーを受けてから焼き上げる箱根名物「温泉シチューパン」660円(648円)をつくる老舗のパン屋です。購入したパンは店内で食べることもできますが、「温泉シチューパン」は冬の箱根のしんと澄んだ空気の中で、シチューのあったかな温度を感じながら食べたいもの。箱根駅伝の当日には、観戦者に無料で振る舞われることでも知られています。また、温泉シチューパン以外のメニューも逸品揃い。箱根の湧水を使った梅干入りの「梅干あんぱん」275円(270円)もおすすめです。翌日でも美味しく食べられるように製法した独特の生地が特徴です。箱根を訪れたら毎回立ち寄るというお客さんも少なくありません。
「湯場とうふ膳」1,930円は、“湯場とうふ”という豆乳鍋に、わさび味噌奴、姫がんも煮、ごはん、吸い物、香の物がセットになったメニュー。“湯場とうふ”の名前は、箱根湯本の古い温泉場が集まるエリア“湯場”にちなんで付けられています。ある時、豆乳にあらかじめ味噌を溶いて放置していたら、味噌の中にひそむ乳酸菌が発酵して旨みやとろみが出ることを発見したそう。その後スタッフ全員で試行錯誤しながらようやく完成させたという、こだわりのメニューです。注文すると、まずスタッフが目の前で鍋に火を灯し、砂時計を置きます。砂時計の砂が全部落ちたら、ねぎや生姜の薬味を鍋に入れていただきます。濃厚な昆布出汁を合わせた豆乳に、薄くスライスした豆腐がグツグツと煮えて、湯気が立ちのぼります。昔ながらの文化やおもてなしの心を感じてほしいという女将の思いが込められた知客茶家へ、心も体も温まりに訪れてみてはいかがでしょうか。
箱根登山バス停留所「宮城野支所前」から徒歩約1分の場所にある「ぱんのみみ」は、レトロでどこか懐かしさを感じる洋食屋です。「ぱんグラタン」1,070円は、子どもから大人まで大人気。パンの中身をくり抜いたところへアツアツのグラタンが詰められています。生クリームをたっぷりと使用したホワイトソースは濃厚でクリーミーな味わい。こんがりと焼き色がついたチーズもたまりません。パンを手でちぎってグラタンに絡めながら食べるのがオススメ。また、「焼カレー(温玉入り)」1,210円も人気のメニューのひとつです。中辛のカレーですが、トッピングの温泉卵とチーズが溶けてマイルドな味わいになるので、子どもでも美味しく食べられます。。いずれも、焼きたてアツアツの状態で提供するのがお店のこだわりなのだそう。店内のアットホームな雰囲気も多くの方に愛されているポイントです。
小涌谷の自然に囲まれた「お山の食事 たきの家」は、山小屋のような佇まい。風情ある古民家の中で、温かい鍋や定食を食べられます。遠方から食べに来るファンも多いという「いのしし鍋」3,800円(1人前)は、いのしし肉と根菜(大根、人参、ごぼう)がみそ味の出汁で煮込まれています。いのしし肉は豚肉によく似た食感ですが、豚肉よりもヘルシーでビタミンが豊富。美容効果や疲労回復も期待できるそうなので、旅の疲れを癒すのにピッタリです。また、「鹿肉のしゃぶしゃぶ」4,500円(1人前)も人気メニューのひとつ。特製のみそとごまをすり鉢ですり下ろし、ポン酢や鍋のスープを足したところへしゃぶしゃぶをくぐらせていただきます。子どもや海外の観光客も、すり鉢ですり下ろす作業を楽しんでいるのだとか。そしてお店のイチオシメニューが「ぴりから鍋」3,200円(2〜3人前)です。ごまみそ味のピリッと辛いスープに大和芋のとろろが入ることにより、まろやかな味わいに。残ったスープにセットのラーメンを投入すれば、最後まで美味しくいただけます。鍋はすべて2人前以上からの注文になるので、友人同士や家族でワイワイと、温かい鍋を囲みましょう。
※2019年12月9日時点の情報です。
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