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箱根の正月の風物詩といえば、箱根駅伝。2024年大会は開催100回を迎える節目でもあり、例年以上の盛り上がりをみせています。今回は箱根駅伝に関する展示物や資料、データを集める箱根駅伝ミュージアムと、現地で応援する際におすすめの観戦スポットをご紹介します。
戦前からつづく箱根駅伝の歴史を展示するミュージアムです。箱根町港にある箱根駅伝往路フィニッシュ・復路スタート地点のすぐそばにあり、TV中継を見ているだけでは伝わらない箱根駅伝の歴史を知ることができます。入場料は大人が650円(税込)、中学生・小学生が450円(税込)となっており、気軽に立ち寄れます。施設内にはEKIDEN CAFE「20 SPIRITS」やミュージアムショップも併設され、長時間滞在しても飽きのこない工夫がされています。ミュージアムショップで購入できる「完走MEN(乾燥麺)」(2食入 500円/税込)は現地観戦のお土産として人気です。箱根駅伝の開催が近づくにつれ、多くの観光客でにぎわうこの施設で、しっかりと予習してから現地観戦を楽しみましょう。
有料ゾーンの入口天井には、箱根駅伝第1回大会で参加した4校のタペストリーが飾られています。大正9(1920)年2月14日13:00にスタートした第1回大会の出場校は、明治大学、早稲田大学、慶應義塾大学、東京高等師範学校(現・筑波大学)の4校でした。
学生時代に箱根駅伝の選手としても活躍した政治家、故・河野謙三さんが着用したユニフォームも飾られています。2度の総合優勝を経験している名ランナーです。
寄木細工で作られた「往路優勝記念トロフィー」のレプリカが展示されるスペースには、箱根駅伝の歴史や年表、優勝トロフィーの移り変わりなどがわかる資料もあります。
箱根駅伝ミュージアム周辺には、大会にまつわるモニュメントもあります。現地観戦の記念撮影におすすめです。
ここでは箱根駅伝ミュージアムの館長さんに教えてもらった、現地観戦におすすめの4つのスポットをご紹介します。箱根駅伝の臨場感や、選手達の箱根駅伝にかける思いを感じながら、観戦を楽しみましょう。
毎年、5区や6区を走る選手や、それを待ったり、見送ったりするチームメイトが集まるエリアです。選手たちのやりとりや会話も聞こえる観戦スポットです。「当日は、箱根湯本駅から直接箱根町港に向かうのではなく、一度桃源台港まで行き、箱根海賊船で箱根町港に向かうルートが混雑を避けられるのでおすすめです」(箱根駅伝ミュージアム館長)
※風などで欠航する事もあるので、当日の確認は必要です。
ゴール目前、スタート直後の直線は距離が長く「より選手を長く観戦することができるのでおすすめです」(箱根駅伝ミュージアム館長)とのこと。
「箱根ドールハウス美術館前を通る直線は長くて、しかも上ったり下ったりしていておすすめです」(箱根駅伝ミュージアム館長)。駅伝の観戦は、すぐに選手が通り過ぎてしまうので、長い直線や傾斜が多いスポットは、走っている選手たちをより長い時間見ることができます。
箱根駅伝で唯一、選手たちが踏切を渡るポイント。「選手たちが通過する際には、踏切目前で選手たちの通過を待つ箱根登山電車の珍しい姿を見ることができます。」(箱根駅伝ミュージアム館長)
※2023年12月6日時点の情報です。
箱根滞在中に位置情報を利用し、
周辺にあるスポットを見つけることができます。