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箱根越えの官道は、古くには碓井道、足柄道などがありましたが、鎌倉・室町時代には湯坂山、浅間山、鷹巣山の尾根を通る湯坂路がメインルートに。 現在の畑宿経由の“箱根旧街道”は、江戸時代に徳川幕府が整備したものです。 小田原宿から箱根宿まで四里。途中に残る石畳、一里塚、杉並木などが往時の街道の面影を伝えています。
小田原宿~箱根宿まで四里(東坂)、箱根宿~三島宿まで四里(西坂)を合わせた距離。
東坂には湯本茶屋、畑宿、芦ノ湖畔の3か所に一里塚(一里・約4㎞ごとの道標)がありましたが、現在、その形態を知ることができるのは、平成10(1998)年に復元された畑宿の一里塚だけです。
樹齢は推定約400年。旧街道の杉並木の多くは、明治の末に車道改作の費用に充てるために伐採され、いまでは芦ノ湖畔に残るものだけになりました。
明治時代に皇族方の避暑や外国からのお客様をもてなすために建てられた離宮跡。大正12(1923)年に起きた関東大震災や続く北伊豆地震で倒壊。昭和21(1946)年に神奈川県に下賜され、公園として開放されました。 樹木は見事に手入れされ、離宮時代の落ち着いた庭園の雰囲気を感じることができ、富士山の見所スポットとしても知られています。
神奈川県で唯一の湿原である仙石原湿原に隣接する箱根湿生花園には、日本各地の湿原や川、湖沼などみられる植物200種を含め、高山植物、外国の珍しい山草など、約1,700種の植物が集められています。 案内板にしたがって木道を通っていくと、その季節を彩る植物たちが次々に目を楽しませてくれます。
紅葉の見頃:11月上旬~中旬
箱根滞在中に位置情報を利用し、
周辺にあるスポットを見つけることができます。