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旧三菱財閥岩崎家の別荘だったものを譲り受け、昭和24年に開業した宿。一万坪の敷地内にある庭「華精園」は、なるべく人為的に手を入れることを避け、石と木々が生み出す自然の美を存分にいかしています。大正4年建築の岩崎家の別荘「松の間」「晴旭の間」、昭和30年に天皇、皇后両陛下を迎えた「錦華亭・八集庵」など旧財閥の面影を残す建築物と庭園が織り成す風靡な世界が広がります。
岩崎家の別荘を受け継いだ際お庭をできるだけそのまま残すという約束でした。その原点を忘れず常に歴史を大切にしてきました。お客様は当時のままの玄関でお迎えしています。一番の主役は庭園の景色ですから、お部屋も過度な装飾はしていません。シンプルだけど新鮮な食材を生かした宿屋料理と、源泉掛け流しの露天風呂で心温まるホッとした時間を過ごしていただきたいです。庭園も、部屋も食事も温泉も、自然を活かしたおもてなしをと心がけています。
造りの違う個性豊かな部屋が14部屋。どこからも心地よい木造建築の空気と美しい庭園が楽しめます。内湯の掛け流し風呂付のお部屋や、ガラス張りの窓から一面に庭園が楽しめるお部屋、大人数で泊まれる広いお部屋など、好みに沿ったお部屋を提案します。
網元総業の宿らしい魚へのこだわりが感じられる宿屋料理。相模湾の新鮮な魚を使い、素材の良さを活かしたお料理を心がけています。温かいものは暖かく、お客様がホッとするようなお料理をお出ししたいです。
初代当主が強羅で初めて掘り当てたという2本の源泉が敷地内にあり、一晩中かけ流しの内風呂が堪能できます。強羅ではめずらしい透明のアルカリ性単純水は刺激が少なく、当りがやわらかいのが特徴。庭の木々に囲まれた露天風呂からは大文字焼きを眺めることもでき、至福のひとときが味わえます。
約1万坪の敷地を誇る華精園。あちらこちらに流れる小川のささやき。点在する小さな池の静寂さ。園の中心に位置し守護神とも言われる巨大な石と、厳選され植えられた約120種の木々が生み出す四季折々の優美な風景をご覧ください。深い自然の美に触れながらの庭園散策は、心洗われるひとときになることでしょう。
2018年5月18日時点の情報です。
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