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特集|2025.12.23

冬の箱根で訪れたいおすすめ観光スポット10選

ISSUE

冬の箱根は、澄んだ空気と静かな景色が楽しめる、とっておきの季節です。湯けむりが立ち上る温泉街、雪化粧した山々、冬だけの絶景やイベントなど、この時期ならではの魅力がぎゅっと詰まっています。今回は、寒い季節でも心あたたまる「冬の箱根で訪れたい観光スポット」をご紹介。ゆっくり過ごしたい温泉宿から、あったかグルメが人気のお店、非日常を味わうアクティビティが楽しめる施設まで、冬の箱根を満喫するヒントをお届けします。

1.【箱根湯寮】古民家のぬくもりに包まれる、里山温泉の贅沢時間

箱根湯寮 大浴場

木立に囲まれて静かに佇む『箱根湯寮』は、どこか懐かしさの漂う古民家風の里山温泉。館内は、美しい梁や柱に歴史が薫る空間設計で、ぬくもりと落ち着きに満ちています。

ここで堪能できるのは、肌にやさしい「アルカリ性単純温泉」。なめらかな湯ざわりで、美肌の湯とも称される名湯です。里山を見晴らせる大浴場「本殿 湯楽庵 大湯」には、開放感あふれる露天風呂や信楽焼きの壺風呂など、多彩な湯船がずらり。運が良ければ、雪見風呂という至福の時間にも出会えます。

家族やパートナーとゆっくりと湯浴みを楽しむなら、貸切個室露天風呂がおすすめ。首都圏最大級を誇る全19室の貸切個室露天風呂には石や岩、陶器、羽釜と趣の異なる湯船がそろっています。湯上りは、沖縄県産のすももを使用した「箱根湯寮オリジナル湯上りドリンク すももソーダ」(650円/税込)をお供に一息つくのもいいですね。

食事処「囲炉裏茶寮 八里」は、やさしい温もりと郷愁が満ちる、穏やかなひとときを過ごせます。旬の食材を炭火でじっくり焼き上げる「囲炉裏コース」(6,000円〜/税込)や、スパイスとトマトの酸味が香る「八里オリジナル スパイスカレー(サラダ付き)」(1,600円/税込)など、心も体もぽかぽかになるメニューがそろいます。ここでしか味わえない、滋味あふれる「やまめ酒(2合)」(2,000円/税込)も見逃せません。

古民家のぬくもりに包まれ、里山の自然に癒されるひとときは、都会では味わうことのできない贅沢な時間。日頃の喧騒を忘れ、ゆったりと過ごしてみてはいかがでしょうか。

箱根湯寮 貸切風呂
囲炉裏茶寮 八里

SPOT箱根湯寮

  • アクセス :箱根湯本駅から無料送迎バス約3分
  • 住所   :神奈川県足柄下郡箱根町塔之澤4[Google Maps]
  • 電話   :0460-85-8411
  • 営業時間 :大浴場「本殿 湯楽庵 大湯」平日10:00~20:00(最終受付19:00)、土休日10:00~21:00(最終受付20:00)、囲炉裏茶寮 八里 平日11:30〜20:00(L.O.19:00)、土休日11:30〜21:00(L.O.20:00)
  • 定休日  :なし(施設メンテナンスによる休館あり)
  • 公式サイト:https://www.hakoneyuryo.jp/

2.【メルヴェール箱根強羅】コンセプトは「温和リゾート」。自然の恵みで心と体を温める癒しの宿

メルヴェール箱根強羅 リビング

心と体をじんわり温める癒しの宿『メルヴェール箱根強羅』。美肌効果で知られる強羅温泉に浸かれば、冬の冷えた体も芯からほぐれていきます。サウナやジャグジーと組み合わせ、巡りを整える通な楽しみ方もおすすめです。

気軽に強羅の名湯を楽しみたいときは、日帰り入浴がおすすめです。温泉はメタケイ酸を多く含むので、美肌効果にも期待でき、肌をなめらかに整えてくれます。大浴場に加え、ジャグジー風呂、サウナ、水風呂も備えており、心ゆくまでリフレッシュできます。お風呂上がり後は、AKARIライブラリーでゆったりとしたひとときを過ごせます。週末など混み合う時期は利用が制限される場合があるため、事前に電話で確認しておくと安心です。

食事は、体を内側から温める「薬膳」がテーマ。料理長が選りすぐった地元食材で織りなす、目にも美しいモダンな創作和食を堪能できます。夕食は、金目鯛のアクアパッツァ風マリアージュを楽しめる特選プランがおすすめ。温かな一皿で、お腹も心も満たされます。一日の始まりは、ビュッフェ形式の朝食で活力をチャージしましょう。

箱根では珍しい、オールインクルーシブシステムも魅力です。夕食時のアルコールや朝食時のドリンクはもちろん、ラウンジでのサービスも宿泊料金に含まれます。ラウンジには、約20種類もの茶葉から効能で選べる「薬膳茶」や、ラム酒にパインやマンゴーなどを漬け込んだ「薬膳酒」、クッキーなどのお菓子が用意されており、チェックイン後から自由に楽しめます。湯上がりに薬膳茶でほっと一息ついたり、夕食後に薬膳酒を片手に語らったりと、思い思いの時間を過ごせるのが嬉しいポイントです。

メルヴェール箱根強羅 大浴場
メルヴェール箱根強羅 外観

SPOTメルヴェール箱根強羅

  • アクセス :箱根登山電車「強羅駅」より徒歩5分
  • 住所   :神奈川県足柄下郡箱根町強羅1300-70[Google Maps]
  • 電話   :0570-783-144
  • 営業時間 :日帰り温泉:13:00〜18:00、チェックイン15:00、チェックアウト10:00
  • 定休日  :なし
  • 公式サイト:https://www.merveille-hakone.jp/

3.【牛なべ右近】冬の箱根の特等席。こたつ川床で味わう絶品牛鍋

牛なべ右近 川床

箱根湯本の清流・須雲川のせせらぎをBGMに、絶品の牛鍋を味わえる『牛なべ 右近』。箱根で唯一の川床席は、四季折々の自然を間近に感じる特等席です。冬の風物詩は、こたつ川床。澄んだ空気の中、こたつに身をゆだねながら熱々の牛鍋をいただく時間は、まさに冬のご馳走です。

訪れたら、1番人気の「右近コース」(16,500円/税込)をぜひ。季節を感じる前菜や、牛すじの旨みが染みた茶碗蒸し、低温調理でしっとりと仕上げた牛刺身など、心ときめく逸品が次々とテーブルを彩ります。主役の牛鍋には、厳選した国産黒毛和牛のサーロインを使用。濃いめの割り下でグツグツと煮込んだら、とろろだれにくぐらせて食べるのが右近流です。

自社農園で栽培した香り高い自然薯と、濃厚なコクを持つブランド卵を合わせた特製だれにくぐらせれば、肉の旨みと割り下の風味が一体となり、とろけるような食感が口いっぱいに広がります。まろやかで優しい味わいはまさに至福のひととき。最後は、肉の旨みが溶け込んだとろろをご飯にかけてどうぞ。最後の一口まで右近を堪能できる、贅沢なシメの完成です。

冬の夜には、熱々の鍋にきゅっと熱燗を合わせてみてはいかがでしょうか。16種類もの美しいお猪口の中から、その日の気分に合う1つを選ぶ時間もまた、旅の素敵な思い出になります。紅葉が深まる晩秋から冬にかけては川床席の予約が取りづらくなるため、早めの予約がおすすめです。
※川床、個室のご利用はお一人様席料として1,100円(税込)が発生します
※サービス料が別途10%発生します

牛なべ右近 牛鍋
牛なべ右近 外観

SPOT牛なべ右近

  • アクセス :箱根登山電車「箱根湯本駅」より徒歩15分
  • 住所   :神奈川県足柄下郡箱根町湯本茶屋185-5[Google Maps]
  • 電話   :050-3160-4153
  • 営業時間 :ランチ 11:00~15:00(コースL.O.13:00、L.O.14:00) ディナー 17:00~21:00(コースL.O.19:00、L.O.20:30)
  • 定休日  :なし(夜の営業は予約のある場合に限る)
  • 公式サイト:https://www.hakone-ukon.jp/

4.【箱根かれー 心】おもてなしの心が息づく“熱々カレー”が冬旅のご馳走

箱根かれー心 カレー

『箱根かれー心』は、17年にわたり地元で愛される名店。店名に込めた「心を込めたおもてなし」が息づくアットホームな空間で、旅の疲れをそっと癒してくれます。

メインのカレーは、完成までに3日間を要する渾身のルーが主役です。さまざまな食材と隠し味が幾層にも重なり、季節ごとに微調整を重ねて仕上げる奥深い味わいは、まさにプロならではの仕事です。辛さは一般的な中辛で、スパイスの香りとコクがほどよく溶け合い、幅広い世代にも親しまれる味わいです。お店オリジナルの辛口スパイスも用意されているので、自分好みの一皿にアレンジして楽しむこともできます。

訪れた際は、「“心”スペシャル」(2,200円/税込)をぜひ。ルーにはとろけるほど柔らかく煮込まれた牛バラ角煮が、ご飯にはサクサクの衣をまとったジューシーなカツが乗った、ボリューム満点の一皿です。上品に色づいた紫黒米との相性も抜群で、見た目にも食欲をそそります。

「いつでも最高の状態で味わってほしい」という店主の想いから、カレーとルーは別々に提供されます。アツアツのカレーを掻き込むのもよし、ご飯にルーをかけてひと呼吸おいてから食べるのもよし。それぞれが好みの食べ方を選択できます。

湯気の立つカレーをふうふうと頬張る時間は、寒い季節にこそ味わいたい格別のご馳走。心づくしの一皿が冷えた体をじんわりと温めてくれる、そんなホッとする時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。

箱根かれー心 外観
箱根かれー心 内観

SPOT箱根かれー心

  • アクセス :箱根登山電車「箱根湯本駅」より徒歩約5分
  • 住所   :神奈川県足柄下郡箱根町湯本475-8[Google Maps]
  • 電話   :0460-85-8556
  • 営業時間 :昼の部 11:30~14:30(L.O.14:00)、夜の部 17:00~20:15(L.O.19:30)
  • 定休日  :月曜日(祝日の場合は営業)、木・金はディナーのみ
  • 公式サイト:https://cocoro-curry.o.oo7.jp/

5.【鈴廣かまぼこの里】天候を気にせず一日遊べる、かまぼこづくしのアミューズメント

鈴廣かまぼこ 外観

『鈴廣かまぼこの里』は、見て・食べて・体験できる、かまぼこのテーマパークです。広い敷地内には、かまぼこ作りの歴史や技術を学べる「かまぼこ博物館」をはじめ、自慢の練り物や箱根ビールを味わえるイートイン、カフェ、お土産処など、多彩な楽しみがそろいます。屋内施設なので、天候の悪い日も温かな館内でたっぷり遊べるのが魅力です。

寒い日は、館内の「すず天」でアツアツの「おでん」(550円/税込)をぜひ。練り物2種類と大根、卵、こんにゃくが入っておりボリューム満点。箱根ビールを片手に味わえば、冬限定のご馳走タイムの始まりです。和スイーツ派には「こゆるぎ茶屋」の「おはぎ お召し上がりセット」(715円/税込)がおすすめ。お好みのおはぎ2種と丹沢大山茶のセットで、癒しのひとときを過ごせます。

訪れたらぜひ挑戦したいのが「かまぼこ・ちくわ手作り体験」。お子さまから大人まで参加でき、職人の技に触れながら、かまぼこ・ちくわ作りを楽しめます。時間が限られている方は、30分程度で気軽にできる「揚げかまぼこ作り」がぴったり。体験は事前予約が安心ですが、当日に空きがあれば飛び入り参加も可能です。

さらに箱根百年水で打った香り高い蕎麦が楽しめる「そばと板わさ 美藏」や、かまぼこをモチーフにしたオリジナルのタオルやキーホルダーが並ぶショップなど、魅力的なスポットが目白押し。家族や友人と、心も体も温まる特別な思い出をつくってみてはいかがでしょうか。

鈴廣かまぼこ 体験
鈴廣かまぼこ おでん

SPOT鈴廣かまぼこの里

  • アクセス :箱根登山電車「風祭駅」より徒歩約2分
  • 住所   :神奈川県小田原市風祭245[Google Maps]
  • 電話   :0465-22-3191
  • 営業時間 :9:00~18:00(土・日・祝を含む)
  • 定休日  :年中無休(1月1日及び法定点検など臨時休業あり)
  • 公式サイト:https://www.kamaboko.com/sato/

6.【箱根ガラスの森美術館】クリスタルとアートが響き合う銀世界で、心ときめく冬の休日を

箱根ガラスの森美術館 中庭

中世ヴェネチアの雰囲気を体感できる、ヴェネチアン・グラス専門美術館『箱根ガラスの森美術館』。広い敷地には、ため息が出るほど美しいガラスアートが点在しています。雪が箱根の山々を包む日は、ガラスのオブジェが雪化粧と光を受け、ひときわ幻想的な景色が広がります。

冬に訪れるなら、約10メートルの高さに15万粒ものクリスタルガラスが惜しみなく使われたツリー「アベーテ」は必見です。昼は太陽の光を浴びてきらめき、夕暮れからはライトアップにより銀世界のファンタジーへと姿を変えます。

鑑賞の休憩は、うかいグループ監修の本格イタリアンが味わえる「カフェテラッツァうかい」でぜひ。特選牛の旨みを凝縮した「うかい特選牛ボロネーゼ」(2,200円/税込)はぜひ味わいたい一皿です。みずみずしい果実がたっぷり浮かぶ「フルーツティー」(2,200円/税込)は、最後にフルーツを生クリームでいただくスタイル。食べる紅茶として、二度美味しい贅沢なメニューです。

ショップには、ドイツやイタリアの工房から届くクリスマスブローチや、吹きガラスのクリスマスツリーなど、冬ならではの心ときめく品々が並びます。繊細なガラス細工は、自分へのご褒美にも、大切な人へのギフトにもぴったりです。

館内では年間を通して、ヴァイオリンや馬頭琴の生演奏も開催。ガラスアートのきらめきに包まれながら、心に響く音楽とともに過ごすひとときは、ここでしか味わえない特別な時間です。

うかい特選牛ボロネーゼ
箱根ガラスの森美術館 オブジェ

SPOT箱根ガラスの森美術館

  • アクセス :箱根登山バス「俵石・箱根ガラスの森前」バス停下車すぐ
  • 住所   :神奈川県足柄下郡箱根町仙石原940-48[Google Maps]
  • 電話   :0460-86-3111
  • 営業時間 :10:00〜17:30(ご入館は17:00まで)
  • 定休日  :成人の日の翌日から11日間は冬季休館とさせていただきます。 ※天候不良、交通事情等の影響により、開館時間の変更や休館となる場合があります。
  • 公式サイト:http://hakone-garasunomori.jp/

7.【COFFEE CAMP】やわらかな光が差し込むカフェで、心ほどけるひと休み

COFFEE CAMP 内観

木の温もりと、窓から差し込む柔らかな自然光に癒される『COFFEE CAMP』。扉を開けると、2階の焙煎室から広がるコーヒーの香りが迎えてくれます。看板ドリンクの「CAMP ブレンド」(660円/税込)は、どっしりとした苦味の中にまろやかさもある、心落ち着く味わい。ハンドドリップで丁寧に淹れられた一杯が、冷えた指先からじんわりと体を温めてくれます。

空気が冷たい日には、スチームミルクを使った温かなドリンクも格別です。美しいラテアートが施された「カフェラテ」(715円/税込)や、京都・宇治抹茶の本格的な風味が楽しめる「宇治抹茶+スチームミルク」(715円/税込)も、冬に人気のやさしい味わいです。スパイスとバターが香る「フロランタンケーキ」(715円/税込)を添えれば、ほっと心ほどけるリラックスタイムを過ごせます。

ランチタイムには、一晩かけて仕込んだスペアリブが主役の「自家製スペアリブ プレート」(1,738円/税込)がおすすめ。副菜2種類とサラダ、ご飯がセットになっており、旅の活力をチャージできます。芯から冷え込む日はランチに「自家製スープ」(330円/税込)をプラスして、ほっこりと温まりましょう。

朝のモーニングで温かな1日をスタートするのもヨシ。観光の途中で立ち寄り、自家焙煎のコーヒーをテイクアウトして箱根散策のお供にするもヨシ。思い思いの過ごし方で、冬の箱根旅を彩ってくれます。

COFFEE CAMP ラテ
COFFEE CAMP 食事

SPOTCOFFEE CAMP

  • アクセス :箱根登山電車「強羅駅」より徒歩約2分
  • 住所   :神奈川県足柄下郡箱根町強羅1320-261[Google Maps]
  • 電話   :0460-83-8644
  • 営業時間 :8:00~16:30(L.O. 16:00)、17:00~21:00(L.O.20:00)
  • 定休日  :不定休。営業日はInstagramで確認
  • 公式サイト:https://coffeecamp-hakone.com/

8.【箱根小涌園ユネッサン】南国リゾート気分を楽しむ“常夏”温泉エンタメ

箱根小涌園ユネッサン プール

温泉と遊びが融合したアミューズメントパーク『箱根小涌園ユネッサン』。ユネッサン(水着エリア)には、名物のワイン風呂や本格コーヒー風呂、シン・酒風呂など、思わず写真を撮りたくなるユニークな湯船が勢ぞろい。屋内はもちろん、屋外のスライダーや展望露天風呂も季節を問わず利用できます。寒さを忘れて思い切り体を動かせるのは、ユネッサンならではの魅力です。

毎年テーマが変わる、季節限定風呂も見逃せません。2025年冬は、ノルウェーの雪景色やオーロラをイメージしたファンタジックな「スノーファンタジー風呂」が登場。まるで異国のリゾートにいるかのような、幻想的な世界を楽しめます。

ひとしきり遊んだ後は、箱根最大級の庭園露天風呂が自慢の森の湯(温泉エリア)へ。開放感あふれる露天風呂から望む、冬の箱根の山々は格別です。体の芯まで温まったら、ここでしか食べられないオリジナルアイスをぜひ。おこもりスペースやリクライニングシートで、思い思いにくつろぎの時間を過ごせます。

箱根通の方は、“冬キャンプ”に挑戦してみてはいかがでしょうか。「山の音」キャンプ場に泊まれば、滞在中はユネッサンも森の湯も何度でも入り放題。ユネッサンリゾート内にあるレストランやカフェで、あったか料理やスイーツ、アルコール飲み放題を満喫するのもいいですね。旅気分が一層盛り上がること、間違いなしです。

大人もお子さまも、誰もが童心に帰って笑顔になれる。そんなとっておきの冬の休日が、ここにはあります。『箱根小涌園ユネッサン』で、この冬いちばんの思い出を作ってみてはいかがでしょうか。

箱根小涌園ユネッサン ワイン風呂
箱根小涌園ユネッサン 森の湯

SPOT箱根小涌園ユネッサン

  • アクセス :箱根登山バス「小涌園」バス停下車すぐ
  • 住所   :神奈川県足柄下郡箱根町二ノ平1297[Google Maps]
  • 電話   :0460-82-4126(受付 平日10:00~19:00、休日9:00~19:00)
  • 営業時間 :【ユネッサン】平日10:00~18:00(最終入場17:00)/土日祝9:00~19:00(最終入場18:00)、【森の湯】11:00~20:00(最終入場19:30)
  • 定休日  :不定休
  • 公式サイト:https://www.yunessun.com/

9.【茶のちもと】和の温もりに癒される、旅の合間の“ほっと”なひととき

茶のちもと 内観

湯本温泉街の奥、静かな商店街の終点にひっそりと佇む『茶のちもと』。創業75年を誇る和菓子の老舗「ちもと」が手がける甘味処です。木の温もりを感じる店内には、丸みを帯びたやわらかな家具が並び、やさしい光に包まれた穏やかな空間が広がります。観光や散策の合間に、心身ともにほっとひと息つける癒しの場所です。

看板メニューの「ちもとの御菓子とお茶のセット」(1,200円/税込)は、注文のたびに丁寧に点てられるお茶と季節の和菓子が味わえる人気メニュー。抹茶は、京都・丸久小山園の「雲鶴」を使用しており、まろやかな旨みと豊かなコクを感じる飲みやすい一杯です。湯気とともに広がるお茶の香りに、自然と心がほどけていきます。

お菓子は、名物「湯もち」をぜひ。白玉粉と卵白でふんわり仕上げたやわらかな生地に、刻んだ羊羹と柚子の香りを閉じ込めた逸品です。購入日を含めて4日の日持ちが可能なので、お土産にもぴったりです。12月から2月末までの期間限定で登場する「抹茶しるこ」も見逃せません。苦味と甘さがほどよく調和したおしること、もちもちのお餅が絶妙なハーモニーを奏でます。

四季折々の限定スイーツが登場するのも楽しみのひとつで、訪れるたびに新しい美味しさとの出会いがあるのも魅力です。席数は12席ほどで、開店直後であれば比較的ゆったりと利用できます。箱根旅の途中やロマンスカーの待ち時間など、やさしい和の空間でホッと一息ついてみてはいかがでしょうか。

茶のちもと 湯もち
茶のちもと おしるこ

SPOT茶のちもと

  • アクセス :箱根登山電車「箱根湯本駅」より徒歩約5分
  • 住所   :神奈川県足柄下郡箱根町湯本690[Google Maps]
  • 電話   :0460-85-5632
  • 営業時間 :平日 10:00〜16:30(L.O.16:00)、土日祝日 10:00~17:30(L.O.17:00)
  • 定休日  :元日及び年5日程度
  • 公式サイト:http://chanochimoto.com/

10.【cuーmo箱根】雲の上でくつろぐような心地よさ。旅の疲れをふわっとほぐす癒しスポット

cuーmo箱根 足湯

『cuーmo(くーも)箱根』は雲(くも)と木(もく)、そして湯をテーマにしたカフェ&ショップです。ヒノキ材を贅沢に使った店内には、ふわふわの雲をモチーフにしたデザインが散りばめられています。なかでも特別なのが、足湯を楽しみながら箱根の絶景を望むことができる「展望テラス」。澄んだ冬空の下、やさしいお湯に足を浸してぽかぽかと温まるひとときは、まさに至福のひとときです。

訪れたら外せないのが「ニューベル」(750円/税込)。リンゴとバナナのスムージーに綿菓子が乗った、フォトジェニックな人気ドリンクです。見て、溶かして、飲んで、五感で楽しめる“食べる雲”体験ができます。ホッと一息つきたいときには、冬限定の「チョコラテ」(530円/税込)がおすすめ。濃厚なホットチョコレートに生クリームとカラースプレーをトッピングした、見た目も華やかなドリンクです。

ショップコーナーには、オリジナル手ぬぐいタオルやポップな色の麩菓子など、センスあふれる限定アイテムがずらり。店内の専用ポストから「ポストカード」(250円/税込)を投函すれば、特別な消印付きで旅の思い出を届けることができます。自宅に送るのはもちろん、大切な人への贈り物にもいいですね。

箱根の主要交通をつなぐ早雲山駅で、雲と木のぬくもり、足湯の癒しに包まれて…心も体もふわっと軽くなるような、やさしい時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。

cuーmo箱根 ニューベル
cuーmo箱根 おみやげショップ

SPOTcuーmo箱根

  • アクセス :箱根ロープウェイ「早雲山駅」下車すぐ
  • 住所   :神奈川県足柄下郡箱根町強羅1300[Google Maps]
  • 電話   :0460-87-7560
  • 営業時間 :物販9:30〜16:45、フード&ドリンク10:00〜16:00、展望テラス9:00〜16:45、足湯9:00〜16:00 ※季節により変動あり
  • 定休日  :無休
  • 公式サイト:https://www.hakoneropeway.co.jp/cu-mo-hakone/

<まとめ>

冬の箱根には、澄んだ空気、やさしい湯けむり、凛とした景色、そして心までほどける時間があります。今回ご紹介した10のスポットは、そんな冬ならではの魅力を存分に味わえる場所ばかり。温泉であたたまり、景色に癒され、甘味やグルメでほっと一息。箱根の多彩な楽しみ方が、この季節ならではの表情で迎えてくれます。いつもより少し静かな箱根で、心に残るひとときを過ごしてみませんか。


※令和7(2025)年12月23日時点の情報です。

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