

特集
特集|2024.10.23
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今回のテーマは格安旅。箱根をコスパよく楽しみたい人、必見です。移動やグルメ、温泉を1万円で楽しむをテーマに、箱根ナビYouTubeでお馴染みの箱山幸太郎さんに観光コースを考えてもらいました。支払った金額はその都度提示して、最後には合計金額も発表します。箱根旅行の予定がある方は、参考にしてみてください。
箱根ナビはYouTubeでも、おすすめスポットやモデルコースをはじめ、イベント情報など箱根を楽しく便利に回る情報を発信。「箱根の達人」箱山幸太郎による究極の箱根の楽しみ方をお届けしています。ぜひこちらも参考にしてみてください。
今回の旅は箱根湯本駅からスタート。箱根の玄関口とも言われる箱根湯本駅の周辺には、飲食店やお土産屋さんなど、さまざまなお店が集まっています。温泉街の雰囲気を楽しみながら、散策するのがおすすめです。
駅前の商店街にある『春風楼』では、テレビでもたびたび紹介されている「城下町ぷりん」を購入できます。こちらは、小田原にある『城下町ぷりん』の姉妹店です。一番人気の「昔ぷりん」(450円/税込)は、小田原近郊の厳選卵と金太郎牛乳をふんだんに使った、昔ながらの固めのぷりん。スポイトに入っているカラメルソースをお好みの量でかけてから口に入れると、ぷりん本来の甘さが広がります。小田原近郊の季節の野菜や果物を使ったぷりんや、期間限定のぷりんもあるので、ぜひ何度も立ち寄ってみましょう。
ドリンクスタンドが併設されており、「黒糖わらび餅ラテ」や足柄茶を使ったドリンクも楽しめます。イートインでもテイクアウトでも利用できます。添加物を使っていない安心安全のスイーツで、卵型の容器もかわいらしく、お土産にもぴったりです。
SPOT箱根 春風楼
甘いお菓子を食べたくなったら『グランリヴィエール箱根』もおすすめ。本店は仙石原のススキ草原すぐ近くにあり、箱根湯本駅前には『湯本店』『湯本店 HANARE』の2店があります。「箱根ラスク」は、独自にブレンドした小麦で焼き上げたラスクパンをスライスして焼き上げた看板商品。ラスク本来のサクサク食感と味を堪能できるプレーン(8枚入540円/税込)は人気の定番です。そのほかにも、キャラメルアマンドやメープルといった甘めの味わいだけではなく、食事としてサラダやスープに入れても合うガーリックなどもあります。さらには、季節限定フレーバーもあり、どれを購入しようか迷ってしまいます。いろいろ食べ比べするのも楽しいです。
『湯本店』限定の「はちみつチーズタルト」(250円/税込)は、ぜひ当日の焼き立てを召し上がれ。とろけるチーズクリームとサクサクのバタータルトがベストマッチ。1つから購入できるのも嬉しいポイントです。北海道産とフランス産、2種類のクリームチーズとフランス産のはちみつを使い、店内で製造しています。
SPOTグランリヴィエール箱根 湯本店
箱根湯本駅前の散策を楽しんだら、次のスポットへ向かいましょう。箱根本駅から宮城野まで「箱根登山バス」で移動します。25分ほどで次のスポットに到着です。
続いてのスポットは『箱箱根宮城野温泉会館』。宮城野バス停から歩いて2分の場所に位置している箱根町営の共同浴場で、日帰りで温泉を楽しめます。宮城野に初めて湧き出た温泉をひいており、地元民向けでありながらも、設備が充実しています。入浴料は大人650円、子供は300円とリーズナブルなので、地元の方だけでなく、観光客でも利用しやすいです。
内湯は約42度とやや熱めですが、寒い時期にはこれくらい熱いのが気持ちいいもの。内湯だけでなく、露天風呂もあるので、箱根の空を眺めながらゆっくりと浸かりましょう。脱衣場には昔ながらの懐かしい雰囲気を感じます。貴重品を入れるロッカーもあるのが嬉しいところ。石鹸やドライヤーは無料サービスで利用でき、フェイスタオルも有料で貸し出ししているので手ぶらでも大丈夫。
受付前ホールには、テーブルの置かれたスペースがあります。お風呂から上がったら、こちらで休憩しましょう。2階には85畳の広々とした大広間があり、持ち込み自由の有料休憩室となっています。
※令和6(2024)年10月3日~17日まで設備改修工事のため休館。
SPOT箱根宮城野温泉会館
箱根の温泉を堪能したら、少しお腹が空いたので、次のスポットでおいしいご飯をいただきましょう。宮城野バス停から「箱根登山バス」でおよそ10分。『箱根強羅公園』に到着です。
箱根強羅公園は大正3(1914)年、日本で初めて開園したフランス式庭園で、国の登録記念物にも認定されています。自然に囲まれた公園は桜、つつじ、しゃくなげ、あじさい、バラなど四季折々に異なる表情を見せてくれます。季節によって雰囲気がガラっと変わるのが特徴。秋には紅葉スポットとしてにぎわいます。また、文化財の見学やお抹茶体験、陶芸体験、ワークショップなど、さまざまな体験もできるので、家族で来るのもおすすめです。
今回は、公園の中にある『Cafe PIC』でランチをいただきましょう。『Cafe PIC』は噴水のそばにあり、テラス席からは美しい景色を眺めながら食事を楽しめます。人気ナンバー1は「強羅園カレー」。ゴロゴロと大きな野菜が入っていてボリューム満点。具材は大きめですが、じっくりと煮込まれているので柔らかくて食べやすくなっています。そのほか、「ハーブティー」(630円/税込)などドリンクもおすすめです。
SPOT箱根強羅公園
お腹も満たされたところで、そろそろ移動しましょう。ここからは「箱根登山ケーブルカー」で移動します。
「箱根登山ケーブルカー」の早雲山駅と直結する『cu―mo箱根』に到着しました。こちらは「箱根登山ケーブルカー」と「箱根ロープウェイ」の中継点にあり、足湯や展望テラス、お土産ショップなど、見どころたっぷりの観光スポットです。こちらの無料の足湯には、なんと強羅温泉がひかれています。標高757m地点からの眺望を楽しみながらゆったりと過ごし、リフレッシュ。テラス席は空が近く開放感であふれています。
足湯で旅の疲れを癒したら、お土産もチェック。『cu―mo箱根』でしか買えない限定グッズもたくさんあり、目移りしてしまいます。おすすめグルメは、フォトジェニックな写真が撮れる「ニューベル」(750円/税込)。空に浮かぶ雲のようにふわふわした綿菓子が、鮮やかなブルーのスムージーの上にトッピングされています。
SPOTcu―mo箱根
まだまだ楽しみたいところですが、そろそろ移動の時間です。「箱根ロープウェイ」に乗ります。早雲山駅から箱根ロープウェイに乗ると、地上から約130mを超える、大迫力の谷底を眺められます。こうして、空中散歩を楽しみながら『大涌谷』に到着しました。
『大涌谷』は約3,000年前に箱根で最高峰だった神山が最後の爆発を起こしてできた噴気地帯で、箱根屈指の観光スポットです。箱根火山でいまなお噴煙があがる火山活動の様子を間近に見ることができます。赤茶けた地肌に立ち枯れた植物、あたり一面に漂う硫黄のにおい。今もなお100度前後の硫気と水蒸気を噴出しており、火山のダイナミックな活動を観察することができます。
『大涌谷』名物の「黒たまご」は大涌谷温泉でゆでた卵で、食べると寿命が延びると言われています。「黒たまご」だけではなく、竹炭を素材に使った真っ黒の「黒アイス」やカスタードクリームのように濃厚な真っ黄色の「たまごソフトクリーム」も人気メニューなのでお試しください。
SPOT大涌谷
それでは、「箱根ロープウェイ」に乗って桃源台に向かいましょう。桃源台駅に着いたら、「箱根ロープウェイ」を降りて、桃源台港に向かいます。芦ノ湖はいつ見ても美しい湖です。
箱根旅行に来たら、一度は乗ってほしいのが『箱根海賊船』です。桃源台港から箱根町、元箱根港を約25分~40分で結んでいます。芦ノ湖から箱根の自然を眺めながら、優雅に移動できる箱根海賊船は全部で3種類あり、外観や内装はそれぞれ異なります。3Dアートいっぱいの船内を探検するのも楽しいですね。追加料金(片道800円/税込)を払えば、特別船室も利用可能。ゴージャスな内装で、より快適な空間でくつろげます。開放的なデッキからは芦ノ湖の美しい景色を一望できます。
SPOT箱根海賊船
それでは、美しい芦ノ湖を散策しながら、次のおすすめスポットへ移動しましょう。
少し小腹が空いてきたので、『Bakery & Table 箱根』に寄っていきましょう。元箱根港から歩いてすぐの場所にあります。開店時には行列ができることもあるくらい、とても人気のベーカリー。店内にはさまざまなパンがずらりと並んでいて、人気ナンバー1は「米粉のカレードーナツ」(390円/税込)。カリカリ生地の中にはカレーがたっぷり入っていて、ボリューム満点の一品。しかも、クリーミーエッグが丸こと入っていて、食感・味ともに最高です。
お店は3階建て。2階のカフェスペースでは、1階ベーカリーで購入したパンをコーヒーや紅茶と一緒に堪能できます。3階「Coffee & Vista」では、自家焙煎やスペシャルティコーヒーを味わえます。また、1階パーラーのテラス席はなんと足湯付き。芦ノ湖温泉の足湯で足の疲れをほぐすことができます。
SPOTBakery & Table 箱根
おいしいカレードーナツでお腹を満たした後は、散歩もかねて歩いて次のスポットへ行きましょう。最後の観光スポットは『箱根神社』。古来、数多くの武将が崇敬してきた関東総鎮守であり、パワースポットとして注目されています。自然に囲まれているので、森林浴を楽しみながら参拝できます。ご利益は開運厄除・心願成就・勝運守護・交通安全・縁結びなど、多岐にわたります。
箱根神社名物の「平和の鳥居」で、ぜひ撮影してみましょう。芦ノ湖上に建つ鳥居を背にして撮影すれば、まるで芦ノ湖の上に立っているような写真が撮れると、国内外から多くの観光客が訪れています。この鳥居は昭和27(1952)年に建立されたもので、「平和」の扁額は昭和39(1964)年に掲げられました。揮毫は吉田茂元首相の真筆になるものであることから、「平和の鳥居」と呼ばれ親しまれています。
SPOT箱根神社
最後に、そろそろお土産を買いに行きましょう。「箱根登山バス」で移動します。
お土産購入は『鈴廣かまぼこの里』。ここは職人が手作りしたおいしいかまぼこを買えたり、かまぼこ手作り体験もできたりと、旅の途中で訪れたくなるスポットです。お土産には「切れてる板わさセット わさび&オリーブオイル付」(972円/税込)などがおすすめ。職人手作りかまぼこの食べ比べができる「かまぼこバー」もあるので、じっくり選ぶことができます。
また、ほかではなかなか購入できない「箱根ビール」もお土産にぴったり。いろいろなビールがありますが、清らかな喉越しが特徴の「箱根ピルス」(530円/税別)もおすすめです。名水「箱根百年水」を使い、『鈴廣かまぼこの里』の醸造所で毎日、作られています。
そのほかにも、バイキングレストランや甘味処、ギャラリー&ショップなども併設されていて、一日いても飽きないテーマパークとも言えます。
SPOT鈴廣かまぼこの里
さて、今回の1万円旅。全てのルートを無事に回れました。最後に、今回の旅でかかった合計費用を発表します。合計9,370円(税込)!1万円でこんなに楽しめるなんて驚きの結果です。今回紹介したルートで巡れば、1人1万円以内で箱根を楽しめますね。食事や交通費も含まれていますので、残金でお土産を買ってもいいですね。ぜひ、参考にしてください。
【箱根激安旅】1万円だけで楽しめる箱根旅行
※下記のYouTubeを参考に作成しました。
※令和6(2024)年10月23日時点の情報です。
箱根滞在中に位置情報を利用し、
周辺にあるスポットを見つけることができます。