特集
特集|2020.12.22
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ISSUE
昭和35(1960)年の箱根ロープウェイ全線開業により完成した観光ルート「箱根ゴールデンコース」が、令和2(2020)年9月7日に開通60周年を迎えました。箱根海賊船は60周年を迎えることを記念して、箱根ナビでは数カ月に渡り連載企画を実施中。第6回目となる今回は、箱根海賊船3隻のそれぞれの特徴とともに、発着地点である各港周辺のおすすめグルメスポットをご紹介します。箱根湯本から強羅、早雲山、大涌谷を経由する箱根ゴールデンコースでは、桃源台〜箱根町港を結ぶ重要な役割を担う箱根海賊船。箱根を周遊する際には箱根海賊船に乗って、芦ノ湖を優雅にクルージングしませんか?
箱根海賊船に乗る前に押さえておきたい!
POINT1
「箱根ゴールデンコース」では芦ノ湖を往来する交通手段としてはもちろん、箱根の観光スポットとしても人気の箱根海賊船。現在は「クイーン芦ノ湖」・「ロワイヤルⅡ」・「ビクトリー」の3隻が運航しています。せっかく海賊船に乗るのなら、それぞれの船にどんな違いがあるのかを知りたくありませんか?内外装の個性あふれるデザインに注目すると、優雅な気分をさらに満喫することができます。随所に点在する子どもが喜ぶ仕掛けやフォトスポットにも注目です。
※令和2(2020)年12月より箱根海賊船は1隻ずつ定期整備に入ります。詳しくは箱根海賊船HPよりご確認ください。
湖面に映えるゴールドの船体が美しい「クイーン芦ノ湖」は、令和元(2019)年4月より運航しています。床から天井まで木材を張りめぐらせた内装は、日本の伝統文化を感じるクラシカルな雰囲気。内外装のデザイン設計を手掛けた水戸岡鋭治氏のゆかりの地である九州の伝統工芸品「大川組子」や、箱根の伝統工芸品「寄木細工」のデザインを取り入れています。船内1階にある売店では生ビールやワインなどが販売されているので、お酒を嗜みながら過ごす人の姿も多く見られるのだとか。船上デッキにはテーブルと椅子があるので、爽やかな湖風を感じながらグラスを傾けるのも素敵です。ゆったりと優雅な船旅を楽しみたい大人におすすめの船です。
内装
船上デッキ
平成25(2013)年3月より運航している「ロワイヤルⅡ」は、18世紀にフランス艦隊の旗艦として活躍した第一級戦艦「ロワイヤル・ルイ」をモデルにしたデザイン。船体後部の特徴的な回廊などは往時の雰囲気が再現されています。また、特別船室の白を基調とした豪華な内装にも、フランス文化を感じられる装飾が多数散りばめられています。船上デッキに多数設置された海賊船員のオブジェや、船内1階にある3Dアートにも注目。SNS映えを狙えるフォトスポットとして賑わいます。子ども連れや女子旅、恋人とのデートなどさまざまなシーンにおすすめの船です。
3Dアート
船上デッキ
「ビクトリー」は、18世紀にイギリスの歴史的な海戦で活躍した「戦艦ビクトリー」をモデルにしたデザイン。平成19(2007)年3月より運航しています。当時の雰囲気を再現した船体の色や内装は、レトロでシックな雰囲気。船内に設置された宝箱の装飾や船上デッキにある大砲は、触ったり写真を撮ったりすることで海賊の気分を味わえることから、子どもたちに人気です。1階にある売店では船内で楽しめるスナック菓子やドリンク、キーホルダーなどのオリジナルグッズなどがそろいます。子どもとわいわい楽しめる、親子旅にぴったりの船です。
船上デッキの大砲
内装
大人数のパーティーには、箱根海賊船を貸切で楽しめる「貸切クルーズ」がおすすめ。記念日やイベントなどさまざまなシーンで利用できます。船上デッキでの演出など、船上パーティーならではの演出を楽しめるのが魅力。豪華な船内の装飾や芦ノ湖上から見渡す景色はフォトジェニックで、思い出に残る写真を撮影することができます。海賊船の種類はもちろん、発着港や周遊ルートも希望に合わせて自由に選べるので、まずは公式HPより問い合わせて相談してみましょう。
箱根海賊船に乗る前に押さえておきたい!
POINT2
箱根海賊船の発着地点である「箱根町港」「元箱根港」「桃源台港」の周辺には、箱根ならではの食事を楽しめるグルメスポットが点在します。乗船の前後に立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
茶屋本陣畔屋2階にある「cafe KOMON 湖紋」は、芦ノ湖と富士山の雄大な景色を満喫できる和モダンカフェ。豊富な食事メニューの中でもイチオシは「石焼きハンバーグご飯」1,925円です。チーズをかけて味の変化を楽しんだあとは、石焼きならではのチーズとご飯のおこげも味わえます。また、1階にあるお土産ショップ「箱根百話」では、豊富な種類を取りそろえる箱根土産のほか、バームクーヘンの上にソフトクリームが乗った「畔屋ソフトクリーム」510円も人気です。
2階のレストランでは、窓一面に広がる芦ノ湖を眺めながらゆったりと食事を楽しむことができます。おすすめは「湯葉丼とミニそば(うどん)」1,705円。箱根の名物である湯葉をトロトロのあんかけで味わう湯葉丼に、ミニサイズのそば(もしくはうどん)と香の物がセットになった満足感のあるメニューです。また、1階のお土産コーナーで販売されているハート型の大判焼き「縁結び焼き」は、食べ歩きに人気。「小倉」170円、「小倉チーズ」200円、「抹茶クリームぜんざい」200円、「アップルカスタード」200円の4種類から選べます。
「桃源台港」のターミナル内にある「桃源台ビューレストラン」では、芦ノ湖を運航する海賊船を眺めながら食事をすることができます。おすすめは「ふわとろオムライス(サラダ付)」1,232円。ふわふわのとろける卵と濃厚なデミグラスソースが、子どもから大人まで人気の一品です。そのほかにも「特製ハンバーグランチ(ライス・サラダ付)」1,331円や「特選豚のジンジャーソティー(ライス・サラダ付)」1,430円など、地産地消の食材にこだわったメニューがそろいます。
※令和2(2020)年12月16日時点の情報です。
箱根滞在中に位置情報を利用し、
周辺にあるスポットを見つけることができます。