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「湯ノ花沢温泉」という名前の通り、ここには自然湧泉から生じる「湯の花」(温泉の沈殿物)が一面に広がっている沢があります。昔はこの沢で盛んに「湯の花」が採取されこの地域の名物になっていました。明治23年(1890)頃になるとこの自然湧泉が利用されるようになりました。当初ははるか相模湾を見渡せる眺望を楽しむ露天風呂だけが作られたそうです。与右衛門湯、弘法湯、権現湯などと呼ばれる湧出口を持ち、特に皮膚病に効果があったことから、治療に通う人が多かったそうです。
標高950メートル。芦之湯温泉から駒ヶ岳へ向かう道筋にあります。箱根17湯の中でも一番標高の高い場所にあるため、眼下には芦ノ湯、箱根外輪山の山並みに加え、晴れた日には、小田原市内や三浦半島、房総半島まで見渡せる眺望の良さも魅力のひとつです。箱根の最高峰神山(標高1438メートル)と駒ヶ岳の両火山体を両側に臨む地形に位置しますので、あちこちで小規模な噴煙を上げ、温泉が自然湧出しています。
泉質 | 単純硫黄温泉(硫化水素型)、(旧泉質名 単純硫化水素泉)、中性、低張性、高温泉 |
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源泉総数 | 1 |
泉温 | 源泉70.2℃、使用位置42.0℃ |
造成量 | 60t/day |
標高935m、国道1号線「芦之湯」から約2kmの広大なゴルフコースに隣接する温泉です。箱根最高所の温泉として知られ、満天の星空や流れる雲を間近に見ながら入浴でき、ほかエリアと花の開花時期も異なり、夏でも涼しく冬には雪見風呂を楽しめる日もあります。
箱根でも希少なにごり湯の硫黄泉は発汗作用があり、湯冷めしにくく美肌湯として評判です。
日帰り入浴も営業しており、箱根湯本や仙石原、強羅、芦ノ湖の各エリアから車で15~25分で移動できますので、箱根観光で一汗かいた後は立寄り湯でご利用ください。
箱根滞在中に位置情報を利用し、
周辺にあるスポットを見つけることができます。