イベント|2024.10.17
国指定重要無形民俗文化財「湯立獅子舞」
岡田美術館では、11月2日(土)に文化振興プログラムとして、国指定重要無形民俗文化財「湯立獅子舞」演舞とワークショップを行います。湯立獅子舞は、全国でも箱根町(宮城野・仙石原)と御殿場市(沼田・大坂)にのみ伝えられる大変希少な民俗芸能です。主に天災や病気を防ぐ悪疫退散、五穀豊穣を祈る大切な行事として、人々の暮らしと密接に結び付きながら舞い継がれてきました。
岡田美術館「風・刻(かぜ・とき)」
箱根町には江戸時代中頃の安永5(1776)年に甲斐国下吉田村(山梨県富士吉田市)より伝わり、今日までの約250年間、主要な担い手である地域の若者たちに脈々と伝承されてきました。2022年には、文化庁の重要無形民俗文化財に指定されています。岡田美術館では、伝統を受け継いでいく理念に賛同し、箱根宮城野獅子舞保存会の協力のもと、文化振興プログラムとして本イベントを開催いたします。風神雷神図を描いた、美術館正面を飾る縦12m×横30mの大壁画「風・刻」の前で行う舞を、ぜひお楽しみください。
国指定重要無形民俗文化財「湯立獅子舞」
箱根町宮城野の湯立獅子舞は毎年、天王祭当日の7月15日に、諏訪神社内の津島神社に奉納されます。7つの舞のうち「釜の舞」では、獅子が煮えたぎる釜の湯を笹の葉で社殿や観客にふりまき、その湯を浴びると、その年は病気をしないと言われています。保存会は後継者育成に力を入れており、今年の天王祭でも若い世代が多く演舞を行いました。広く知られるため、神事以外でも様々な場で上演するなど積極的な活動を行っています。
※11月2日に岡田美術館で行う演舞は「一本剣の舞」
開催日
令和6(2024)年11月2日(土)13:00~15:00
料金
参加費無料(要入館料)/定員あり
申込方法
事前申込制(名前・人数・連絡先をTELまたはメールでお知らせください)
連絡先
TEL:0460-87-3931 / info@okada-museum.com
内容
・主任学芸員によるスライドトーク「江戸時代の街道と宿場」
・箱根宮城野獅子舞保存会によるワークショップ
・湯立獅子舞(一本剣の舞)演舞
※雨天の場合は5階ホールにて開催予定
【住所】
神奈川県足柄下郡箱根町小涌谷 493-1
【アクセス】
箱根湯本駅から箱根登山バス(H路線)約19分「小涌園」バス停下車すぐ
【お問合せ先】
TEL:0460-87-3931 FAX:0460-87-3934 E-mail:info@okada-museum.com
箱根滞在中に位置情報を利用し、
周辺にあるスポットを見つけることができます。