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元は「神山」をご神体山とする箱根山岳信仰の拠点であった温泉霊場。現在もその名残りである苔むした石祠や、病気平癒の祈願のための古い薬師堂と地蔵堂が伝えられていますが、平安時代の武将・源頼光の忠臣であった坂田公時こと、金太郎が目を癒した伝説の温泉であり、古くから眼病に効く温泉として知られています。かの文豪・夏目漱石も眼病をこの地で治したそうで、小説「我輩は猫である」にも湯治客でにぎわう姥子温泉が登場します。
標高885メートル。約3千年前に起きた神山の水蒸気爆発で岩屑が堆積してできた扇状地の台地にある姥子温泉は、古くから岩場から自然湧出する湯を利用しています。
姥子バス停近くにある「秀明館」は、昔の湯治場の雰囲気を今に伝える湯治湯として親しまれています。現在は、大正時代に建てられた建物に手が入れられて、快適な日帰りの湯治温泉「姥子 秀明館」となって営まれています。
泉質 | 単純温泉、カルシウムー硫酸塩泉(石膏泉)、ナトリウムー硫酸塩泉(芒硝泉)など |
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源泉総数 | 5 |
泉温 | 44〜63℃ |
湧出量 | 762L/min |
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