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バラ。その名を聞くだけで、何と心が華やぐのでしょうか。一輪のバラでもその周りにはかぐわしい香りがただよい、「私を見て元気を出してね」と語りかけてくるようですね。 そんなバラがたわわに咲き誇る、箱根のスポットをご紹介しましょう。箱根フリーパスでバラを巡る旅に出かけませんか?
〇箱根のバラの開花時期
5月中旬~7月中旬/9月中旬~10月中旬
*気候によって開花時期は異なりますので、事前に各施設にお問合せください。
〇「箱根」の名前がつくバラ
箱根に自生するサンショウバラは、葉の形が山椒の葉にそっくり。箱根町の花に指定されており、箱根では、「ハコネバラ」(6月上旬~中旬)と呼ばれています。
西門近くの音楽堂下に広がるローズガーデンに咲くバラは、約140種1,000株。その中には、「プリンセス ミチコ」「プリンセス アイコ」「プリンセス サヤコ」「プリンセス ヒサコ」など、皇室ゆかりのプリンセスの名前がついたバラが、上品な風情で花開いています。ヨーロッパ王室のプリンセスの名がついた「プリンセス ドゥ・モナコ」「アントワネット」なども咲いていますので探してみてください。園内の「一色堂茶廊」店内で、ローズガーデンにも植栽されている「ダマスクローズ」のジュース(756円/税込)を味わったり、バラのソフトクリーム(400円/税込)を手に散策するのも楽しいですね。
プリンセスミチコ
プリンセスアイコ
チャペル前の瀟洒なローズガーデンには、約30種200株が、芦ノ湖から吹く優しい風を受けて気品高く咲き競い、ガーデンウェディングでは、美しい演出の場ともなっています。「平成14(2002)年に向ヶ丘遊園閉園時にいただいたものをできるだけ大事に育てるとともに、箱根の環境に合わせて耐寒性の強い品種を新たに植栽して、ローズガーデンの美観を維持しています」とガーデン担当の大橋明雄さん。ホテルでランチやティータイムを過ごし、バラを楽しむ…。旅の彩りが深まることでしょう。
アイスバーグ
チャペル遠景とローズガーデン
エントランスを一歩踏み入れると、そこには水の都・ヴェネチアを切り取ったような空間が広がります。「ヴェネチアン・グラス美術館」やミュージアムショップ、水車小屋などのエキゾチックな建物に囲まれた庭園は、四季折々、さまざまな花に彩られますが、バラの季節は一段と華やかで、まるで中世ヨーロッパ貴族の庭園のよう。「クレオパトラ」「ジョセフィーヌ」など、ヨーロッパの王妃たちの名を持つバラをはじめ、約200種300株のバラたちの高貴な香りに包まれます。
ジョセフィーヌ
バラが咲く中庭
2019年4月10日時点の情報です。
箱根滞在中に位置情報を利用し、
周辺にあるスポットを見つけることができます。