観光情報
大涌谷
標高1,000メートル。神山の北側に位置する冠ヶ岳山麓で白い噴煙を上げている大涌谷は、約3千年前に神山が水蒸気爆発を起こしたときの爆裂火口跡です。硫黄の漂う噴煙地は、硫気荒原と呼ばれ、かつて「大地獄」と称された荒々しい地形が広がり、いまだ火山活動を続けていますが、崖地では、ヒメイワカガミ、サラサドウダン、トウゴクミツバツツジなど、かわいい花を咲かせています。また、「かながわの景勝50選」にも選ばれています。
芦ノ湖
箱根火山のカルデラ湖である芦ノ湖(海抜724メートル)の周囲は約19キロメートル、湖面積6.9平方キロメートル。水温は真冬でも4度以上あり、凍結することはなく、冬鳥が飛来してきます。江戸時代までは箱根神社の境内の一部であり、「箱根権現御手洗の池(はこねごんげんみたらしのいけ)」と呼ばれ、祭祀を執り行う聖なる湖でした。芦ノ湖の向こうには、霊峰・富士山が美しい姿を見せます。