イベント|2021.12.02
鈴廣かまぼこの里「ちりんちりん」(鈴なり市場内)と「ギャラリー&ショップ千惠」では、令和3(2021)年12月1日から令和4(2022)年1月10日まで「ハレのうつわ」を開催。小田原・箱根地域の七つの工房を訪ね、新年の暮らしを潤す器やお正月を彩る一点物を販売します。小田原・箱根は、日本でも屈指の多様な樹木が息づく地域。そのため、古くから木工職人たちが自然美を生み出し、その時代の暮らしに寄り添う木製品づくりを続けてきました。今回は「ハレのうつわ」に出品される工房の作品を紹介します。
ケヤキやクルミ、桜などの異なる木々を組み合わせた後、ろくろを使って形を削り出します。これは金指氏が考案した独自の製法で、削り方次第で器の表面に現れる模様に違いが生まれます。
江戸時代から続く工房。石川満氏が自ら作った色漆を塗った器は、使い始めはマットでモダンな風合いですが、使い込むほどに艶と趣のある深い色へと変化します。
箱根寄木細工の創始者と言われる「石川仁兵衛」を先祖に持ち、天然木がもつ材色や木目を寄せ合わせて美しい文様を作っています。おせち料理も、日々の暮らしのチーズやお菓子などにも、凛とおしゃれに見える器です。
「木の持つ良さを、気持ちの良さに」を掲げる工房です。「ひきよせ」シリーズのヒノキの器は、木が呼吸した空気のように軽くて滑らか。小田原中心の間伐材を使っており、森里海を次世代に残したいという強い意志もお持ちです。
箱根寄木細工の世界にモダンな文様を生み出し、現代の暮らしに使いやすい作品を数多く作っています。銘木を洗練された技術で組み合わせる色彩の調和とコントラスト。木のぬくもりがライフスタイルを優しくします。
木目の美しさと手のひらにそう形を、熟練した職人たちがひとつひとつ丁寧に削り出しています。お手入れも簡単で、和にも洋にも合うデザインは日々の食卓で活躍します。
小田原漆器は伝統的に小田原のケヤキを使い、その木目の美しさを活かした漆塗りを行います。使うほどに色合いが変わり、艶やかになってゆくのが漆器の魅力。生活の営みの中に溶け込む器です。
【住所】
神奈川県小田原市風祭245
【アクセス】
【電車でお越しの方】 箱根登山鉄道「風祭駅」徒歩2分
【車でお越しの方】 小田原厚木道路終点「箱根口」IC出口すぐ
【お問合せ先】
0465-22-3191
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